マチソワ観劇してきました。

『SUNNY』7/2マチネ観劇(花の会総見)の為の東京遠征。
せっかくだから東京でしか観ることができない『ムーラン・ルージュ』を観ようと、まずは7/1ソワレ(だいもん&翔真くん&伊礼くん目当て)を確保。
マチネは『パラサイト』『ある馬の物語』観ようと思ったが出遅れて取り損ね(よくあること)
それでは『ムーラン・ルージュ』のWキャストを制覇しよう、ということで7/1マチネもGETした次第。

前置き長め、ダラダラダラダラ長文です(いつものこと)。


『ムーラン・ルージュ 』@帝劇
(2023.7.1(土)13:00)B席2階L列(ぴあ)



【上演時間】2時間55分(70/休25/80)


【スタッフ】
バス・ラーマン監督 映画「ムーラン・ルージュ」
演出:アレックス・ティンバース
脚本:ジョン・ローガン

【キャスト】

サティーン:望海風斗/★平原綾香
クリスチャン:★井上芳雄/甲斐翔真

ハロルド・ジドラー:★橋本さとし/松村雄基
トゥールーズ=ロートレック:★上野哲也/上川一哉
デューク(モンロス公爵):伊礼彼方/★K
サンティアゴ:★中井智彦/中河内雅貴
ニニ:★加賀 楓/藤森蓮華

ラ・ショコラ:★菅谷真理恵/鈴木瑛美子
アラビア:★磯部杏莉/MARIA-E
ベイビードール:★大音智海/シュート・チェン

アンサンブル:
ICHI、乾 直樹、加島 茜、加藤さや香、加藤翔多郎、酒井 航、
杉原由梨乃、仙名立宗、高橋伊久磨、田川景一、田口恵那、
富田亜希、平井琴望、三岳慎之助、宮河愛一郎

スウィング:
篠本りの、茶谷健太、堀田健斗、米島史子、
ロビンソン春輝、和田真依

【ストーリー】省略


原作は、2001年公開の映画『ムーラン・ルージュ』
先日も書いたけど、私がブログ開始して初めて映画テーマでupしたのが『ムーラン・ルージュ』でした。
思い出し用に貼っておくが、ネタバレしてるのでNGだったら読まないでね。



映画公開から17年を経て、舞台化。
2018年のボストン公演を皮切りに、2019年にNYブロードウェイ公演オープン。
トニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門の受賞に輝いた。とのこと。

2021年4月、日本キャスト版の上演が発表され

あの独特の世界観が日本人キャストでどんなふうに描かれるのか?誰が演じるのか?、楽しみ半分、不安半分。


2023年2月、やっとキャスト発表されファンは盛り上がったが、追って発表されたチケット料金に↓おったまげたよねw


Twitterでは、そんなに高いと行けませんと訴える方々、嘆く方々、反発しちゃう方々、帝劇の改装費用をファンに払わせるのか!とお怒りの方々などブーイングの嵐だったが
ブロードウェイのレプリカ公演ともなれば仕方なかろう、と概ね理解した。日本語詞をユーミンをはじめ著名なアーティストに依頼しているのもナニゲにカネかかってそうだし。
東宝だってここにきて単に暴利を貪るつもりはないだろうが、出来れば座席料金を細分化してほしかったなぁ…
もしコロナ禍での収益減が無ければ、もう少し料金抑えられたかもしれないね。

ナンダカンダ言っても待望の新作で人気のキャスト揃いなのだからチケット難になると予想していたが

開幕後も意外と残席があるっぽい。やはりお値段がネック?


そう言えば、オーディション要項によると来年(2024年)夏〜秋も上演するっぽくて、全国ツアーを期待していたが

この手間のかかった舞台セットでは各地への移動は難しいかも、と思った。

大阪公演があれば嬉しいんだけどな……



……などなど、ダラダラ前置きでした。




帝劇ロビーでは音楽(インストゥルメンタル)が流れ続け、漂う“ムーラン・ルージュへようこそ感”。


もちろん柱もムーラン・ルージュ仕様↓

綾香さん↑なぜかカラダ硬そうに見えるね。

さとしさん↓イケオジ過ぎるね。

(以前やってた天井から吊るすヤツはもう止めたん?)

客席内での写真撮影OK

そして座席は、わたくし初めてのB席。

舞台遠いけど↓メッチャ視界良好。(実際は、舞台がもっと近く感じられた)


真っ赤っ赤、電飾キラキラ。すごーい!

ゴージャス、と言うか、良い意味でケバケバしい。

享楽。悦楽。虚飾。堕落。淫靡。退廃。そういう世界観。


始まる少し前からキャストが舞台上に現れてパフォーマンスが始まる。

写真・動画撮影禁止になるので、写真撮るならお早目に。


そしてにわかに音楽のボリュームが上がり、ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」のショータイムへ。

「Welcome to the MOULIN ROUGE」


まずはこれ↓

「Lady Marmalade」(映画版の貼っておく)


そしてお笑い芸人の出囃子(M-1?)でお馴染み
「Because We Can」

ジドラーの♪Because we can can can〜♪でノリノリのコール&レスポンス。

からの、オッフェンバックの「天国と地獄」でフレンチカンカン、楽しかった。
(ワタシ的には運動会を思い出して苦しいw)

↑この3曲をリミックスしてるとこ、ホント好き。エンドレスで聴きたい。

その他の音楽も、ホント好き。
ジュークボックス・ミュージカル(マッシュアップ・ミュージカル)なので全編にわたって既製曲が使われているワケだけど
一瞬だったり(リック・アストリーは「ネバゴナギブユーアップ!」だけだったw)、日本語で歌うと印象が変わって「これ何だっけ?」てなったり。

デビット・ボウイ「Let's dance」「Nature Boy」

「サウンド・オブ・ミュージック」

マドンナ「Material girl」

リック・アストリー「Never gonna give you up」

ファン「We Are Young」

エルトン・ジョン「Your Song」

ザ・ポリス「Roxanne」

エルヴィス・プレスリー(曲名忘れ)

ホイットニー・ヒューストン(曲名忘れ)

キッス(曲名忘れ)

「愛と青春の旅だち」主題歌


……などなど、他にもい〜〜〜っぱい!!昔の洋楽ファンとしてはたまらん。

映画版とは違う曲も色々あったかな。ビヨンセの曲とか?←なんとなく聞き覚えが



ストーリーは映画とほぼ同じだけど

クリスチャンがロートレックとサンティアゴに出会う場面が変わっていたり(わりとフツーな出会い)

サンティアゴのナルコレプシーのエピソードが削られていたり(ちょっと残念)。

クライマックスに向けて、公爵の手下がクリスチャンを殺そうとして追い回すくだりも無くなっていた。

他にも色々あるかな。観劇前に映画を観直してみれば良かった。(DVDあるのに)



キャストの感想。

【一部辛口あり】です←許してね。嫌だったら見ないでね。見たあとでムカついても知らんよ。




ワタシ的にはこの回の1番のお目当ては

ジドラー、橋本さとしさん!

もうね、場の持っていき方がハンパない!!登場した瞬間に客席がワアッてなる感じ、惹き付けるチカラが凄い。

ド派手なお衣装がよくお似合い。チャーミングで色気があって面白くて優しくて、全世界の男性に見習っていただきたいイケオジっぷり。

プロローグとカーテンコールの「Because We Can」、大好き過ぎた。

さとしさんジドラー、メチャメチャハマッてます。キャスティングした人、グッジョブグッド!さとしさん目当てでチケット取った自分、グッジョブグッド!



井上芳雄くんクリスチャン。

40代の芳雄くん。クリスチャンって年齢的に若い(20代の)イメージだけど、芳雄くんは見た目も若いし、若さや純粋さを演じることができるのだな。すごい強み。

そして何より、帝劇センターに芳雄くんがいることの安心感、安定感。スゲェです。

歌は、あれほど苦手だった声質も最近はあまり気にならず(私の耳が慣れたのか、芳雄くんが発声を変えたのか、年齢と共に声そのものが落ち着いてきたのか)上手いな、と思った(今更)。

「Roxanne」の絞り出すような切なさ、胸がキリキリした。メッチャ良かったわ。



サティーンは平原綾香ちゃん。

歌はさすが。声量たっぷり響き渡る「Firework」、素晴らしかった。御本人も気持ち良さげ。

ビジュアルも整っていて、芳雄くんとの並びも良かった。

お芝居も悪くはない。とは思うけど、なんとなく個人的にあまり好みでなかったりする。←くれぐれも、個人的な好みです。



 ロートレック、上野哲也くん。
ごめんなさい、ワタシ的には全然物足りなかった。何がどう、と理路整然とした説明はできないんだけど、物足りない。なんだろなー、、、
悪くはない、無難なのだと思う。でもこの大作のステージで、4番目にクレジットされるポジションで、“悪くはない”程度のものでは残念過ぎる。
今後チケット追加することがあっても、彼は避けたい。カテコの拍手も、気のせいか今ひとつ盛り上がらなかったような。


デューク(モンロス公爵)、さん。。。て誰?ってぐらい知らない方だったのだけど、韓国出身のシンガーソングライターだそうですね。
歌ウマ。やっぱ喉強いよな〜と感心しながら聴いた。
切れ長の目が冷たそうで、サティーンをカネで買うとか平気そう、というビジュアル的な説得力もあり。
でもホントごめんなさいだけど、知らないヒト過ぎて存在感が薄く感じられてしまった。私の責任。
ただ、知らないヒトでも「このヒト凄い!」と刮目することもあるので一概には…(小声)


サンティアゴ、中井智彦さん。
なんだか御本人が楽しんで演じてるようで(実際は役作り大変なのでしょうが)、ちょっと可愛くて、見ててフフッとなってしまったw
何にでもなれるタイプの役者さんよね。もちろん歌は上手い。
ただ、若干地味な気がするのは何故だろう?Wキャストのひとりとしては全然OKと思います。


大音智海くんのベイビードール、スタイル良くて綺麗〜目がハート
パーーッと華やかな感じ、私を見て!な感じ、ドラァグクイーンのそれでした笑。完璧。
時々、新納慎也さんに似ているように見えて、もしこれが20年前だったらニイロさん演じてたかな、と頭をよぎったり。



主なキャストの印象としては、こんな感じ。

他キャスト、アンサンブル、皆さん歌もダンスも凄かった。(ダンスシーンでは、いぬパンさん(乾直樹)探してしまったわw)
最近ホント、コーラスが厚くなったと思う。日本人の喉が変わってきたのかと思うぐらい。てか本当に進化したんかな?

セットも衣装も眩しいぐらいハデハデ。映画版の目まぐるしさに、頑張って近付けて。
ショーとしてだけでも、120%楽しめるステージだった。

初めてのB席も、視界良好で舞台全体が観やすくてメチャ良かった。
でも、前方席でステージの真っ赤な迫力に飲み込まれてみたい気もした。
あと、プロローグとカーテンコールに飛ばす銀テープがB席だとちょっと遠くてサビシかったかもw



続きまして、ソワレ観劇。