なんだか忙しくて下書き進まず
配信も視聴できていない(購入してるのにっ(汗))

もはや今更ですが、前楽の記録。


『エリザベート』@博多座
(2023.1.30(月)17:00〜)C席3階D列(ぴあ)

 
【上演時間】約3時間10分(80/休30/80)

【スタッフ】
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出/訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)
音楽監督:甲斐正人
美術:二村周作
衣裳:生澤美子

【キャスト】

エリザベート:花總まり/★愛希れいか
トート:山崎育三郎(東京)/古川雄大/★井上芳雄(福岡)
フランツ・ヨーゼフ:田代万里生/★佐藤隆紀
ルドルフ:甲斐翔真/★立石俊樹
ゾフィー皇太后:剣幸/★涼風真世/香寿たつき
ルイジ・ルキーニ:黒羽麻璃央/★上山竜治

ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ:未来優希
マックス(エリザベートの父):原 慎一郎
ツェップス(新聞の発行人):松井 工
エルマー(ハンガリー貴族):佐々木 崇
シュテファン(ハンガリー貴族):章平
ジュラ(ハンガリー貴族):加藤 将
リヒテンシュタイン(女官長):秋園美緒

少年ルドルフ:★井伊 巧/西田理人/三木治人

シュヴァルツェンベルク、他:朝隈濯朗
ラウシャー大司教、他:安部誠司
グリュンネ伯爵、他:石川 剛
ゴンドルークル伯爵(教育係)、他:奥山 寛
ラビ(ユダヤ人)、他:川口大地
ヒューブナー男爵、他:後藤晋彦
マクシミリアン(メキシコ皇帝)、他:柴原直樹
兵士、他:白山博基
従僕、他:田中秀哉
従僕、他:福永悠二
精神病院の院長、他:港 幸樹
ケンペン男爵、デブレツィン市長、他:横沢健司
女官、娼婦マリ、他:天野朋子
ヴィンディッシュ、他:彩花まり
女官、アランソン公爵夫人、他:彩橋みゆ
死刑囚の母、ヴァイオリンを弾く患者、他:池谷祐子
女官、娼婦ミッツィー、他:石原絵理
女官、他:華妃まいあ
ヘレネ、他:原 広実
家庭教師、他:真記子
娼婦マデレーネ、他:美麗
侍女、他:安岡千夏
スターレイ伯爵夫人、他:山田裕美子
娼婦ロミ、マリア(ナポリ王妃)、他:ゆめ真音

トートダンサー:乾 直樹、五十嵐耕司、岡崎大樹、
小南竜平、澤村 亮、鈴木凌平、山野 光、渡辺謙典

スウィング:廣瀬孝輔、山下麗奈

裁判官の声:菅生隆之


前楽はちゃぴシシィ&芳雄トート他多数キャストの千穐楽であり、チケットはちゃぴFCでもハズレてしまったけど
運の良いことに、ぴあ先行抽選で第3希望のC席が当選した。「当選確率UP券」のおかげか。

座席は、マチネの最前列(1階E列)から、ソワレは最後列(3階D列)という最大の振り幅。
かなり上から観る感じで、俯瞰にもホドがあるw
しかしさすが博多座。それはそれでメチャメチャ観やすいのだった。


ちゃぴシシィ、いつ見ても安定の「強いシシィ」で芳雄トートにも負けない強情っぷり。
感情に持っていかれそうになるところ、グッと踏み留まって自分のエリザベートを貫いているのかな、と思う。
歌も安定。決して歌ウマ系の子ではなかったと思うが、努力で"モノにしている"という感じ。
ちゃぴ自身のいろんな要素が、ナチュラルに「強いシシィ」に繋がっているのかも。

そんなちゃぴだから、芳雄トートも遠慮なくガッついていた。
ただ、個人的には、最前列で観たマチネの花ちゃんシシィとのバトルが凄過ぎました。
もちろん座席位置による迫力の違いが大きいのはわかっているけど。

シュガーフランツも千穐楽。ええ声を聴けるのもこれで最後かぁ、と耳を全集中。
てか、全集中しなくてもシュガーくんの声は耳に流れ込んでくる。コーラスに負けない声の厚み、深み、響き。本当に素晴らしい。
何回聴いても、1幕ラストの三重唱、大好き!

ルドルフの立石俊樹くんも千穐楽。
細身で繊細で綺麗で、孤独を身にまとったようなルドルフ。
ちゃぴシシィとシュガーフランツの子供と言うにはちょっと違う感じもするが、彼のルドルフルドルフした雰囲気(伝われ)が好き。

上山竜治くんのルキーニも千穐楽。
前回1/14に最前列で観た時メチャメチャ怖かった印象が、まだ生々しく残っている。
このイカレっぷり。その中の、すごい闇と孤独。
「偉そうな奴なら誰でもよかった」というセリフに、本当に狂気の沙汰だ、と鳥肌が立った。

かなめさんのゾフィー皇太后。千穐楽。
安定の湿度、ねちっこさ。少しコミカルな仕草もあり、面白かったな、と。


3階席最後列なので、かなり上からの目線。ちょっと大袈裟だけど、軽くドローンで観てるような感覚。
トートダンサーや、民衆のダンスのフォーメーションもメッチャよく見えた。

トートダンサーの8名、本当に計算し尽くされたフォーメーション。あまりにも綺麗で、時にシシィやトートから目を離して観てしまった。
しかも美しく踊るだけでなく、さりげなくセットを動かしたり、舞台上の小物を片付けたりw
知ってはいたけど、上から見るといつも以上にその働きが目に入り、心の中で労をねぎらってしまった←
大阪公演時には2名も休演者が出て、その穴埋めするの本当に大変だっただろうな。
トートダンサーが、カーテンコールでお辞儀をしてキャストの後ろに回った時、スレ違いざまに手の平をタッチしている姿が見えて、なんだか目頭がアツくなったり。

民衆の場面では、
皇帝夫妻のハンガリー訪問の場面で、出迎える人々の中の立石俊樹くんがニコニコ笑顔で妙に嬉しかったり(ルドルフは悲痛な顔しか見せないから)
「HASS」のハーケンクロイツ、本当に綺麗に鉤十字になってて今更ながら感心してみたり。

最後列からの視界や、音響も、観る前はちょっと心配していたけど、
舞台は何にも遮られることなく視界良好(なんなら奥までよく見えて面白かった)、音響も他の座席位置と変わらないクオリティで心置きなく楽しめた。
博多座、ホント素晴らしい劇場。


カーテンコールには小池修一郎センセイも登場。
芳雄トート、最後?!最後なんですか?!の微妙なトークに大爆笑だった。
芳雄くん!千穐楽でこんなに笑わすな!笑笑笑


↓芳雄トートwithトートダンサー

やっぱピント合わねーーー!絶望



そして翌日は、いよいよ大千穐楽。。。