先週末は夫の親戚の訃報があり、
夫の実家界隈は冠婚葬祭の付き合いが濃厚なので(しかも古くからのしきたりもあり)数日間慌ただしかった。
そんなワケで、
7(日)のきぃちゃん(真彩希帆)のディナーショー配信は観ることができず。
9(火)の愛ちゃん(愛月ひかる)のディナーショーもその他の雑用にみまわれて断念した。
うおおお

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昨日は↓こちら↓視聴。
ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』
@日生劇場
【配信時間】
[本編]2時間10分(1幕1時間、2幕1時間10分)
[特典]17分(衣裳解説/舞台稽古の様子/キャストコメント)
【配信】PIA LIVE STREAM
【料金】各回4,800円(税込)
(1)木村・加藤・堂珍チーム/(2)小野・松下・加藤チーム
【スタッフ】
作曲:Vaso Patejdl
作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna
演出:白井晃
【キャスト】
ダニエル:★木村達成・小野賢章(Wキャスト)
アンダーソン:★加藤和樹・松下優也(Wキャスト)
ジャック:加藤和樹・★堂珍嘉邦(Wキャスト)
グロリア:May’n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生
朝隈濯朗、伊佐旺起、石井雅登、齋藤桐人、
常川藍里、水野栄治、森内翔大、りんたろう
碓井菜央、岡本華奈、熊澤沙穂、香月彩里、
菅谷真理恵、ダンドイ舞莉花、永石千尋、橋本由希子
【あらすじ】
1888年ロンドン。刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也)は娼婦だけを狙う“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼(加藤和樹・堂珍嘉邦)を追っていた。
警察はマスコミを排除し非公開で捜査を進めようとしていたが、スクープ記事を狙うロンドンタイムズ紙の記者モンロー(田代万里生)は、 コカイン中毒で金が必要なアンダーソンの弱みにつけこみ情報提供の取引に応じさせる。
4度目の殺人現場。アンダーソンの前に現れた外科医のダニエル(木村達成・小野賢章)は「犯人を知っている」と告白する。「そいつの名前はジャックだ」と。
彼は、7年前に元娼婦のグロリア(May’n)と共にジャックと出会っていた。
事件は混迷を極め、アンダーソンはダニエルの告発に基づいて おとり捜査を計画するが、ロンドンタイムズ紙は “ジャック・ザ・リッパー”の殺人予告記事の号外を出してしまう。
そして、アンダーソンのかつての恋人で娼婦となったポリー(エリアンナ)が事件に巻き込まれる。
殺人鬼“ジャック・ザ・リッパー”の正体とは?そしてその目的とは?
(公式をちょっと加工)
今回の配信は
・長めの配信期間(10/10(日)~11/9(火)23:59)
・視聴券購入後、3日間視聴可能
・複数アングル付きSwipe Video配信
・2チーム配信((1)木村・加藤・堂珍/(2)小野・松下・加藤)
ってことで、なかなか良心的な設定だったのだけど
ワタシ的には
猟奇的殺人事件がモチーフってところに若干の苦手意識があったし、メチャメチャ好きなキャストがいるわけでもなかったので配信に飛び付くほどではなく
時間的余裕があれば…という感じでズルズルずれ込んだ挙げ句、期限ギリギリの視聴となった。
そこまでズルズルしておきながら視聴した決め手は
韓国ではキム・ジュンヒョンさん出演作であることと(以前の来日公演に行きたかったけど遠征スケジュールに組み込めず諦めた経緯があり)
配信を決めてくださったホリプロさんへの謝意と実績の為だったりします。
(配信大成功!という実績を踏まえて今後も配信していただきたい。『北斗の拳』とか『北斗の拳』とか『北斗の拳』とか(しつこい))
で
ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は
19世紀末に英国ロンドンで発生した "ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)"による未解決の猟奇連続殺人事件をモチーフにチェコ共和国にて創作され
その後、韓国にてアレンジを施して2009年韓国初演。それ以来、大人気演目となっている。とのこと。
そして今年、ホリプロ主催で日本人キャスト版を制作し、9月に東京、10月に大阪にて上演した。
ちなみに、わたくし直近のジャック・ザ・リッパー関連作品は
10月の↓宙組『シャーロック・ホームズ』なのだけど
猟奇的殺人事件っつっても
タカラヅカだと血糊ベッタリとか生々しさとか無いから良いが(主役はシャーロック・ホームズだし)
韓国のミュージカルの場合、生々しかったり報われなかったりしそうで(『フランケンシュタイン』とか韓国映画とかによる先入観)
気分的にちょっとキツイかも…なんて思っていた。
(メッチャ余談だけど、映画においてはその報われなさやドン底感が好きだったりする。「JSA」「シュリ」「トンマッコルへようこそ」「シルミド」などなど(古…)。最近ではやっぱ「パラサイト」。
たぶん、演劇は目の前での行為なので生々しいのはヤダけど、映画ではリアリティが欲しいのだろうな@ワタシ。)
でも、ムダな生々しさは無くて(血しぶきドバッとか)ホッとした。
元々の韓国版がそうなのか、白井さんの演出によるものか、わからないけど。
描きたいのが「残虐な殺人事件」そのものではなく「なぜ」「どうして」であるからか。
ストーリーの構成が面白かった。
場面が、現在、7年前、数日前、と前後して、1幕と2幕で同じ場面があったりして、謎解きに導かれていく感じ。
終盤、ダニエルとジャックの関係性に、ほほぉ、となった。(ちょっと予測できたけど)
でもラストシーンを観るかぎりでは、まだ謎は残ったままのような。。。そこがポイントだろうか?
今回、配信で観たキャストは
木村(ダニエル)・加藤(アンダーソン)・堂珍(ジャック)の組み合わせ。
ざっくり印象を。(かなりざっくり)
木村達成くんは、医師ダニエル。娼婦グロリアを愛し、彼女の病気を助ける為に臓器移植を考える。
何故グロリアのことをそこまで好きになったのかわからずに観ていたのだけど(何かきっかけあった?)
達成くんの男らしいビジュアル、意志が強そうでいいよね。歌も演技もフツーに良い感じ。ダニエルのキャラも良かった。
加藤和樹くんは、アンダーソン刑事。コカイン中毒で金に困っている。
たしかに陰キャだったけど、コカインやカネで荒んでるようには見えなかった。刑事だから?ただ、和樹くんの持つ仄暗い雰囲気には合っていたかも。
韓国ではジュンヒョンさんが演じていた役だからそれなりに聴かせる楽曲があるはず(と思うの)だけど、和樹くんの歌の印象が残っていない。
役替わりではジャックも演じたそうで、すごいね。
堂珍嘉邦さん、ジャック・ザ・リッパー。とにかく歌ウマさん。ワタシ的にはビジュアルも好み。
ジャックの謎めいた雰囲気。結末にナルホド、と思った。芝居も良いのではないでしょうか。
田代万里生くんは、新聞記者モンロー。スクープを狙ってアンダーソンの弱みにつけこむ。
アンダーソンと正反対の陽キャ(とは言わないかw)。マリオくんて、いつもわかりやすい芝居をするよね。まぁ嫌いではないけど。
ちょっと楽しそうに演じてたっぼい笑
May’nちゃん、娼婦グロリア。ダニエルの恋人。
どこかで見たことあると思ったら、『生きる』に出てた子ですね。歌ウマかったなー。
エリアンナちゃん、娼婦ポリー。アンダーソン刑事の元恋人。
『プリシラ』初演のDIVA以来、注目していたエリアンナちゃん。ちょくちょくミュージカルで見かけるので嬉しいのだけど
歌、もっとガンガン声が出るかと思ったら、ちょっと物足りない感じだったので残念。(『CHESS』の時もそんなこと思ったような…)
そう言えば、同じく『プリシラ』DIVAだったダンドイ舞莉花ちゃんもアンサンブルで出ていた。
画面にチラッと映り込むだけでも可愛かった。
記録の為にチラッとネタバレしますが
病気のグロリアの為に新鮮な臓器を移植する、というダニエル。
しかし新鮮な臓器なんて簡単に手に入るものでなく。何故かジャックが協力してくれている、と言うが、実はジャックは既に死んでいて、、、
おそらく自覚の無いまま闇落ちしてしまったダニエルが切なかった。
(やはり報われないのね…)
ワタシ的には何度も観たい作品ではないけど、謎がわかった上でもう少し内容を咀嚼したい気もする。
場面ごとの表情とか伏線とかね。
そして、韓国でキム・ジュンヒョンさんが演じたアンダーソンという役を知ることができたのは嬉しかった。
ますます観たくなっちゃったけど。ジュンヒョンさんのアンダーソン。
(そのうち韓国版も配信してくれるかな~、韓流ぴあ…)
そう言えば、せっかくのスワイプ機能を使わなかった@ワタシ。
通常のカメラワークも悪くなかったし、観てたらスワイプとか忘れてたんだもん。(なにせ慣れないことなので)
特典映像も観てません。(眠くなっちゃって)
来週末(11/20(土)、21(日))には
キム・ジュンヒョンさん出演の韓国版『マリー・アントワネット』配信です!
楽しみ!!