ん?おかしいなー?と、

超、鈍感な私がどーして気づいたかと言うと。


小学校で使う絵の具セットを注文するとき、本人たちにカラー確認しました。

いつもはピンク即決だった弟クンが『◯◯クンも青でいいよ』と適当な返事をしたこと。



我が家の定番だとブルーは兄チャン、ピンクは弟クンと決まっていたから『お!弟クンもピンク卒業??』と、私も安易な気持ちでさほど気にしていませんでした。



その後もスイムキャップのカラーも『青でいいよ』と。



やっぱり、変。

絶対、変。



翌日、絵の具セットが届いて開封しながら前日の弟クンのことを考えました。


あんなにピンクが大好きだったのに、こうもあっさりブルー変換されると変でしかない。



だって!上靴もピンク!机の引き出しもピンク!ランチマットも、防災頭巾カバーも、マスク&マスク入れも、水筒カバーもピンク!


ランドセルもピンク(阻止したけど)がいいって言ってたのに!!



弟クンの帰りを待ってにそれとなく話を聞いてみました。



私:絵の具セット、青にしたんだねー

弟クン:うん。

私:なんで?

弟:青がいいかなー?と思ったから。

私:そっか~じゃ、他のピンクはどーする?

弟:(待ってましたと言わんばかり)

あのね、上靴も◯◯(兄チャン)と同じ、青にしたいなぁ~と思ってたんだ~


私:ふーん。(もしかして、ずっと言いたかったのかな?)

じゃ~ランチマットも青にする?

弟:うーん。ランチマットは~(考えてる)

私:◯◯クン、ピンク嫌なの?

弟:うーん、好きだけどー

私:えー?ピンク大好きなのになんで?お友達にイヤなこと何か言われた?


弟:んー(言いたくなさそうにして)

私:『女みたいって言われた?』と聞くと、しばらくして



『もー言われたくないんだ』


と、なんとも悲しそうな顔で小さな小さな声で吐き捨てるように呟いた弟クン。


その姿を見てやっとわかりました。

弟クン、入学してからずっと我慢して頑張っていたことを。



入学してお友達と慣れてきた頃から持ち物を見て『(男なのに)なんでピンクなの?』『ピンクは女じゃん!』と言われていたそうです。


入学準備中に持ち物のピンクについては話し合い済みです。


興味で聞いてくるお友達。

からかってくるお友達。

色んなお友達がいること、それを言われて弟クンがイヤな気持ちにならないか、傷つかないか、幼稚園の時のようにケンカにならないか。


買い物の度に何回も話し合いしました。



『絶対、大丈夫!

ムシするから。ケンカもしない。』



弟クンは入学してから私にグチもこぼさず、私との約束を守り、ひとりで頑張っていたんです。


これを聞いたとき、弟クンの強さを感じました。

彼の気持ちを尊重して、持ち物をブルーに交換中です。


弟クンときちんと話をしたところ、やっぱりピンクは大好き♥️

なので、弟クンがまたピンクがいいな♥️

ピンク持ちたいな、使いたいなぁ~と思う日が来るまでピンクはしばらくおやすみすることにしました。


多様化、多様化と簡単に口にする世の中になったけれど、これのどこが多様化?

男の子、女の子、その2つで分けられてしまうことに残念でなりませんが、これが現実。


ただ、今回のことで学んだことがたくさんありました。

気づけてよかったなぁー、と。

これからも色々問題は出てくると思うけど、その度に今回のように話し合いをして前に進めたらいいなーと思いました。



長くなりましたがこれにて終わりです。