純文学はあまり好き好んで読まないです。直近では『文藝春秋』に掲載された『火花』『スクラップアンドビルド』です。後は両手で数えられる程しかないです。
この本が書かれたのは1914年。なんと100年以上前!時代が時代だけに現代では考えられない(悪い意味で)『純愛』作品です。
前半は『先生』を慕う書生視点、後半は『先生』が死に際して書生宛に残した『告白』で構成されてます。今とは漢字の使い方が違ったり、少し言葉も違いますが、意味は通じますので読みにくいということはありません。
冒頭に書いた様に純文学はほとんど読みませが、これは全然読めるし、惹きつけらる作品です。
夏目漱石が後世に名を残し、お札になる理由がわかります(笑)
夏目漱石が後世に名を残し、お札になる理由がわかります(笑)
