『フォルトゥナの瞳』百田尚樹 | 獅子党〜ライオンズと競馬と読書とラーメン

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スポーツは雑食で、プロ野球、高校野球、サッカー代表、競馬、陸上、フィギュア、バレー代表とかテレビ中心ですが見まくってます。

今回は文庫としては発売したばかりの百田尚樹さんのフォルトゥナの瞳です。

他人の死の兆候が見える目をもった男性が、他人の不幸に眼を瞑り、自分の幸福を求めるのか?それとも自分を犠牲(他人を死の運命から救うことで自分の寿命が削られる)にするのかを葛藤するという話です。(ちょー簡略化!)                                  

ただ、この作品のポイントは「主人公が幸せになって欲しい人」なんです!
昔に両親と幼い妹を失い、ただ生きてきただけの人間があるきっかけから一人の女性を愛し、他人の死から眼を背け、自分の幸せを求める。
つまり力のお陰かも知れないけど、漸く人並みの幸せになっていこうという矢先に最大の葛藤が訪れる。

大好きなMr.Childrenのheroという曲の歌詞

例えば誰か一人の命と
引き換えに世界を救えるとして
僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけの男だ

愛すべきたくさんの人たちが
僕を臆病者に変えてしまったんだ


これが真っ先に思い浮かぶました。

こういった主人公だけ(この話は『だけ』ではないが)が持つ特殊な力の話って「もし自分も同じ力があれば」と想像してしまいますね。

それにしても最近話題の百田尚樹氏
・たかじんのノンフィクション本   未読
・永遠の0 既読
・海賊と呼ばれた男 既読
・大放言 未読
・モンスター 既読
・影法師 既読
それに今作。ジャンルが広すぎる!そして私の好みもわかりやすいw

海賊と呼ばれた男はまたV6の岡田くん。零戦パイロットから石油会社の店長に!楽しみですね爆笑
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