２０１４年７月２０日（日）～２２日（火）
南アルプス白峰三山
（北岳・中白根岳・間ノ岳・西農鳥岳・農鳥岳）を縦走してきました。
北岳は標高3193mで、富士山に継いで２番目に高い山
間ノ岳は3190mで、３番目に高い山
中白根岳は3055m、西農鳥岳は3051m、農鳥岳は3026m
７月２０日
長野県伊那市仙流荘前からバスに乗り、
北沢峠でバスを乗り継ぎ、
登山口の山梨県広河原へ。
今日は、ここから八本歯のコルを経て北岳山荘を目指します。
登る標高差は約１５００ｍ、
歩く時間は約６時間
白く輝いているのは、大樺沢の雪渓
雪渓を登り詰めた稜線上の低い処が
「八本歯のコル」
その右、大きく高く聳えるのが「北岳」
今日は、北岳へは登りません。
上るのは明後日。
野呂川橋を渡ります。
広河原山荘で 登山届けを提出
大樺沢沿いに上るコース
と
尾根道を白根御池へ上るコースの分岐点
右は、急登の尾根道を白根御池へ
左は、ゆるゆると登り大樺沢二股へ
私たちは楽な（体力的に）左へ
何故か？
此処でコース取りを間違えた登山者が幾組も！
こんなに大きなハッキリとした標識があるのに？？
大樺沢に出るまでは、
快適な樹林散歩
支流の沢は、結構荒れています。
雪渓末端に到着。
このコース、今までも結構涼しかったのですが、
（酷暑の尾根道コースと大違いで！！）
此処へ来ると、
途端に
寒いほどの冷気が！！
雪渓上を吹き下ろして来る冷気で
まるで冷蔵庫内
アイゼンを装着して 雪渓 を 上ります。
大樺沢二股名所の
「バイオトイレ」
少しばかりの寸志（コイン）を払って、
有難く利用させて頂きました。
が！
このトイレ
まあ まあ
綺麗なのですが、
人が出入りする度に、
ゆっさゆっさ
揺れて 揺れて
～～～～～～～～～～～
大樺沢雪渓核心部
同行のジャン君は、
１０本爪アイゼンを装着し、
キックステップで快調に高度を上げてゆきます。
私たちは、
６本爪の簡易アイゼン
滑って 滑って
危ない！！ 危ない！！
早々に雪渓から退避して 土道へ
（事前に山荘へ電話して、装備を確認したところ、「簡易アイゼンとストックを」とのアドバイスを頂いたのですが、私たちには装備不足でした。）
雪渓も終盤を迎えて、
傾斜は益々きつく！！
一寸老齢の登山者は、
本格的アイゼンとピッケルで、
慎重に安全に
上へ 上へ ！ ！
軽装の若者は、ノーアイゼン・ノーストックで、
下へ
滑り落ちて行きました。
その若者
幸いに途中で停まり、
暫く座ったまま動く気配が無かったですが、
ソロソロと立ち上がって雪渓を横切り、
草付きの斜面に移動して降って行きました。
たいした事無さそうで、良かったです。
雪渓終了！
これからは、
八本歯のコル迄、
丸太で組んだ梯子の連続です。
これが、結構疲れます！！
が、
整備していただいてる方に 感謝 感謝 感謝
梯子が無かったら！！
どこもかしこも命崖です。
癒されます。
八本歯のコルから
大樺沢雪渓が遙か下に！！！
晴れていれば
北岳バットレスが！！
おや！
ガスの中から 声が聞こえてきます。
どうやら、
バットレスに張り付いて、ロッククライミングを楽しんでいる人たちが・・。
落ちないように！！
天気が悪いので、気を付けて下さいね！！！
またまた 長い 長い 丸太の梯子が！
怖くは無いのですが、
これって 結構 疲れます。
直上すれば北岳頂上へ！
左へトラバースするのは北岳山荘へのルート
私たちは、左へ、
トラバースコースで山荘へ！！
北岳頂上は、後日のお楽しみ。
北岳東南東斜面につけられたトラバース道
すごーい
絶壁を空中散歩です。
よくぞ、こんな処に登山道を造って頂いたものです。
感謝
感謝
感謝
感謝 しても しても しきれません。
有り難う御座います。
お陰様で、楽しく歩けます ♪ ♪ ♪
まるで お猿さんの遊び場か カモシカの立場
上下両サイド
高山植物が 百花繚乱
見事です。
こんな花？や
あんな花？が
お花畑
です。
お花畑
の
連続
です。
お花畑にみとれている内に、
いつのまにやら
今日の宿所「北岳山荘」へ
向こうに観える山並みは、
明日往復縦走する「間ノ岳～農鳥岳」
予定より １時間半遅れで
到着
お疲れさま！！！
