またまた夕木春央さんニコニコ

『絞首商會』と『サロメの断頭台』です。

方舟と十戒が面白かったので読んでみました爆  笑

 

 

 

『絞首商會』は2019年に「絞首商会の後継人」で

第60回メフィスト賞を受賞した作品を改稿・改題した小説です。

デビュー作なんだそうびっくり

 

 

『サロメの断頭台』はその続編なのですが、

その間に『時計泥棒と悪人たち』という連作短編集があるようです。

知らずにサロメから読んでしまった爆笑

 

 

時計泥棒の方は絞首商會の前日譚的な短編もあるし、

サロメに出てくる人物も出てくるので、

すぐに読んでみようと思いますニコニコ

 

 

『サーカスから来た執達吏』というのも、

時代や人物が被っているので、

こちらも是非読んでみたいと思っていますビックリマーク

 

 

 

 

 

で、このシリーズもの

大正時代のお話です。

画家の「井口」と元泥棒の「蓮野」が

怪事件(殺人事件)を解決するお話です。

 

もう、めちゃくちゃ私の好みハート

 

 

この探偵役の「蓮野」が頭脳明晰・眉目秀麗。

助手役の「井口」もとてもいい味を出しています。

また、井口の妻の紗江子さん、姪の峯子さんという

女性の活躍もとても楽しいですルンルン

 

 

セリフも大仰だし、比喩も独特なので

苦手な人は読みにくいかもしれませんアセアセ

 

 

私はそういうのがとても好きなので

ものすごく楽しく読めました照れ

 

あと、犯人の動機がナナメ上すぎて

私にはどちらもさっぱり分かりませんでしたが、

それもまたこのシリーズの良さなのでは

と思えてきます爆笑

 

 

私は京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズが

ものすっごく好きなのですが、

その中の登場人物の

京極堂と探偵の榎木津を足して割ってめっちゃ薄めたのが蓮野。

小説家の関口くんを真っ当な生活を送れるくらい健全にしたのが井口。

 

そんな印象を受けましたニコニコ

 

 

 

方舟や十戒みたいな作品を期待して読むと

全然テイストが違うので

イマイチかもしれません驚き

 

色んな作品が書ける作家さんなんでしょうねニコニコ

 

 

夕木春央さんはまだ30歳くらいの

お若い作家さんなので、

これからの作品もとても楽しみですラブ

 

 

では、今日も読んでくださり

ありがとうございます爆  笑