平成23年度の国の調査では、20~40代の男性の15%が風疹抗体が無く、20~40代の女性11%は不十分だそうです。
 医療従事者の媒介の可能性も指摘されているので僕の抗体価を測定してみましたが大丈夫でした。



 4月からバリウム検査の代わりに胃カメラを選択することができるようになりました。費用はバリウム検査(当院では行っていません)2,900円、内視鏡検診3,900円です。

 内視鏡検診の対象は40歳以上59歳以下で検診日に相模原市に住民票がある方です。「胃がん施設検診受診券」を利用するか、保健所健康企画課(042-769-9220)もしくはコールセンター(042-770-7777)に請求して交付を受けて下さい。

 胃がん検診(内視鏡検診)の説明と同意書のサイン血液検査および検査予約が必要ですので、事前に当院を受診して下さい。生検は保険診療になりますので保険証を持参して下さい。


 ウェザーニューズの「第一回花粉症調査」によると42,168人のアンケートの結果、「ここ数年よりつらい」方が43.3%もいるそうです。中でも、神奈川県が最も多く53.4%です。

 事前に対策をしていた方は20.4%で41位でした。抗アレルギー剤が十分な効果を発揮するまで2週間から4週間かかるといわれています。
 昨年のように飛散が少ないと「喉もとすぎれば熱さ忘れる」ので、今年のように飛散が多いと予想されている年は、「成人式から服用開始し、バレンタインから飛散が始まり、ひな祭りでピーク、桜で終了」と覚えれば良いのではないでしょうか。
 ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)は潰瘍の原因のみならず、胃癌の原因でもあり、除菌により胃癌のリスクを減らすことが分かっていました。
 
 しかし、現在の保険適応は胃潰瘍と十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃がんのESD治療後にしかありません。
 
 ドックなどでピロリ菌陽性と診断されて来院される方には自費で薬代と検査会社に支払う金額で1万円以上かかっていましたが、3月からは慢性胃炎にも保険が適応されるようです。
 
 PPIと抗生物質を1週間飲むだけです。主な副作用は下痢、味覚障害、QT延長症候群(心電図異常)がある方は不整脈などがあります。1回で成功する確率は8割程度なので、除菌できなかった場合は薬を変えてもう1回行います。

 除菌が成功すると慢性胃炎の症状も、内視鏡所見も改善しますが、1割程度の方が一時的に逆流性食道炎になります。

 癌は予防、早期発見、早期治療が大切です。

 ABI(足関節上腕血圧比)は足首収縮期血圧÷上腕収縮期血圧です。下肢の動脈が狭くなっていると、その部分の血圧は低下します。
 ABIが0.9以下の場合は、下肢の動脈硬化により足が冷たく感じたり、歩くとお尻や太腿の外側などが痛む閉塞性動脈硬化症(ASO)の疑いになります。
 
 CAVI検査(心臓足首血管指数)は、心臓の拍動(脈波)が手や足にまで届く速度のことです。動脈壁が厚くなったり、硬くなったりすると、動脈壁の弾力性がなくなり、脈波が伝わる速度が速くなります。
 CAVIの測定値が9以上の場合は、動脈硬化が進行しており、くも膜下出血や、脳梗塞、狭心症や心筋梗塞などの病気にかかりやすくなっていますので、高血圧や糖尿病、高脂血症の治療を検討します。