色々難題を抱え、体調も不充分で、ネットサーフィンに時間を使うことが多いこの頃だが、COVID-19パンデミックを境に、政治がどう変化するのか気になるところ。

 

3つの動画を視聴した。まず清水有高/安富歩の対談。  

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=DMNk_K2K3XA&feature=emb_logo

ルターの宗教改革の時代16世紀に20歳くらいの人が書いた本「自主的隷従論」の紹介である。無関心な自発的隷属者が権力を支えている。民衆は一見被害者だと思っているが、実は権力者を支えている共犯者であるということを自覚する必要があるという趣旨。
 書評を書いた西岡さんの、権力者の周りに寄生する取り巻きが支える、民衆はパンとサーカスでだまされ、隷属するという解説について、著者は、圧制者と隷属的民衆の2層構造しか言っていないのに、圧制者、これに寄生する取り巻き、パンとサーカスでだまされる民衆と、賢い欺瞞的な評論家の4層構造ではないと、対談のお二人はやや批判的だ。
 解説者としては、現在に当てはめて、どう考えればいいかを言われているのであり、現代は支配体制がしっかりしていて、マスコミの支配や総白痴化政策によって民衆が操られているのも確か。
  圧倒的多数の人が、少しずつ負の行動をとれば、それが圧制者を支える大きな力になり、それに対抗して、状況を改善しようとする一部の層に大きな圧力になることも確かであろう。
  自由を欲すれば自由は得られるが、迫害や色々困難はありうる。現代は昔のように火あぶりにあうとか、そこまではいかないのだから、せめて貴重な選挙権を行使して意志を表明することは最小限の義務であろう。

 

あいみょんの歌で一休み。https://www.youtube.com/watch?v=mtBNzLmdS_c
あいみょん – 生きていたんだよな
  あいみょんの「裸の心」は素直ないい歌だと思ったが、「生きていたんだよな」という歌は、息苦しい若者の気持ちを強く表現していて、印象深い曲である。「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」は我々の世代では阿部定事件をイメージしてしまい、ちょっとついていけないぁ。

 

次は、https://www.youtube.com/watch?v=1DXeizqjrag
 「弱い指導者」と「利他」が拓く未来 中島岳志さん 池田香代子の世界を変える100人の働き人 41人目 22,243 回視聴•2020/06/14
利己心と利他心はもともとどちらもあり、意識をせず、自然に利他の行動をとるというものでありたい。志賀直哉の小僧の神様はそれをテーマにしているとのこと。

 

次に、https://www.youtube.com/watch?v=mDuF-AOiXOY
【佐高×早野+平野の3ジジ放談】公明創価の奇怪話、自公政界泥田の大鯰平野の過去 自公維新と野党合流の隘路 20200714 33,574 回視聴•2020/07/19
  最後に、政治の世界の生々しい現実の一端に触れ、やや悲しい思いを持つ。お金に対する価値観を変えて、本当の心ある政治の再生を祈りたいと思う。

 

最後息抜きにアベノマスクをつけたモモの写真。