薫り高い ☕︎ 貴女だけの物語りを一杯一杯、丁寧に抽出します。

 

 

魅力抽出マイスター・純喫茶〜洞穴(ほらあな)〜の主人(あるじ)です。

 
 
 
 

マスターB.e

 

 

 本日は、わたしのマスター。

 小さな身体に大きな宇宙が広がる、マスター.Brian eoとの日常です。

 

 話す言葉も多くなり、こちらがびっくりするような表現をするマスター。

 やりたいこともいっぱいで、常に大人たちは翻弄されっぱなし。
 
 彼を中心に我が家は廻っています。
 
 
 
 

言葉でみえなくなる

 
 
 実はマスター、ここ数週間わたしにべったり。
数週間前、RSに感染したことも要因かと思いますが、なかなか寝ない、夜泣きが激しい。
 
 体調を崩す少し前から、寝ているときは、わたしに身体が触れていないと 起きて泣く..そんな毎日が、続いています。
 
 
 余りにも続くその現状に、わたしも限界がきて


   こんなことで泣かないの

 

  はやく寝てよ!

 とイライラ。


 
 そんなある晩、また泣き出したマスターをわたしは、「やれやれ..」と胸の上に抱き、そのまま仰向けに寝そべりました。
 最近、夜はそのスタイル。
 
 そして「もう..泣かないで..」と言ったときに、ハッとしたのです。
 
 

 何で?泣いてもいいじゃない

 

 

 そう想ったら、自然に「泣いてもいいよ」「泣きたい時もあるよね〜」と言いながら、マスターを優しく抱きしめていました。

 
 そこで、気がついたこと。
 
大人だって泣きたくなることもある、子供なら当然だということ。
 
そして
 

言葉にあぐらをかいて、気持ちを知ろうとする努力をサボっていた

 
ということ。
 
 
 わたし達は、言葉が話せます。
子供も当然、言葉が話せるようになってくる。
赤ちゃんの頃とは違い、こちらの言葉も理解してくれるし、自分の気持ちも言えるようになる。
 
わたしは、そこに頼って その奥にあるマスターの気持ちを知ろうとする努力を、怠っていたのです。
 
 申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
そして、不思議なことに「泣いてもいい」と声をかけられたマスターは、その言葉に反応するように一度、大きく泣き、すぐにわたしの腕の中で眠り始めました。
 
 そして、朝までぐっすり。
 
 その翌日の夜もマスターにしては珍しく、よく寝ていました。
 
 
 
 

ことばの向こうへ

 
 
 わたし達は、言葉の世界に生きています。
 気持ちだって言葉で伝えるし、全ての情報発信は、言葉です。
 
言葉は、とっても大切。
 
 でも、そこにあぐらをかいてしまうのは、また違うこと。
 
言葉の向こうにある 見えない気持ちを考えてみることが、大切だよな..と思ったできごとでした。