2022年8月15日(月)

今日は敗戦記念日。玉音放送の日、かな、。正式の降伏文書調印は1945年9月2日だから。まあ、とにかく77年前の今日、昭和天皇は敗戦を認め、国民に敗北を宣言した。

当時11歳だった叔母にその日の感想を訊いたら、「とにかく、これで空襲が無くなり、逃げ惑わなくて済む。と、思って嬉しかった.。」と。

そして、1945年8月15日を境に、米軍の占領、天皇の人間宣言、憲法制定、民主主義、、、と大変革が続き、日本は民主主義国家に変わった。 しかし、1950年の朝鮮戦争で、防共の為にアメリカは日本の民主化非軍事化を大きく方向転換。そして70年以上対米従属のまま、一応、日本は西側の民主主義国家である。

安倍政権下、独裁的政治、国の私物化、(最近解ってきた、カルト集団などの政権への食い込みなど)、とても民主主義国家とは思えない日本だけれど。

ほんとに民主主義って何なんだ? と思う。

図書館で見つけた内山節さんの『民主主義を問い直す』(農文協)を読んでいる。

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序文   神話としての近代世界

第1講  国家が意味を失う時代に

       民主主義は成立しうるのか

       たそがれる国家

       民主主義と民主王朝制

       近代世界の建前について

       近代理念の崩壊

       分解と混乱を極める世界

        (以下省略)

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2017年 ‘’東北農家の二月セミナー‘’の講義の書籍化だから、文章は平易。でも中身はなかなか難しい。同セミナー2018年『資本主義を乗りこえる』、2019年 『新しい共同体の思想とは』と3冊シリーズなので、じっくり読もうと思う。

民主主義も資本主義も行き詰まっていることは確かだと思う。