2019年12月10日(火)

友人に薦められた赤堀芳和さんの本、副題が、“働く者が報われる社会に”(講談社エディトリアル)。

こちらも一気に読んだ。著者は学者や研究者ではなく、元会社員。

まえがきに

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 退職した我々の世代は、自分の働きが社会全体のためにもなっていると思って、自分の場でひたすら働いてきた。少なくとも1980年代まではそういうことになっていたと思う。90年代に入ってから社会がおかしくなっていった。特に働く者の状況がどんどん悪くなっていった。どうしてこんなことになってしまったのか。我々はこんな社会を望んで働いてきたのだろうか。どうしたら良いのか。どこへ向かえば良いのか。ビジネスマンの体験を踏まえながら、これらのことを考えてみたい。

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とある。

1985年のプラザ合意が、元凶と論じ、北欧型の労働者が報われる社会を目指す、という議論。れいわ新選組の山本太郎さんの政策にも通じる。

 

敗戦後、高度成長の時代は70年代がピークと言われ、冷戦終結89年以降の世界情勢の変化や、バブル崩壊、米国一強、米国の植民地としての日本の傀儡政治ナドナド、この7年間の安倍政権による権力の私物化が益々顕著になってきている現状の行き着く末は、ヒットラーのような独裁国家。

流されっぱなしでなく、しっかり目と耳を開いて、歴史的事実も調べながら、ここで踏ん張らないと、孫たちの暮らす社会はとんでもないことになる。

折しも、フィンランドで34歳の世界最年少首相就任のニュース。連立政権5党の党首が全員女性❗️

国が、全ての人に、教育と医療と住居と働く権利(休む権利)を保証する仕組みを作れば、日本だって、少子化でも、きっと生き易い社会が実現するはず!

くだらないTVや新聞に洗脳されず、IWJなど自主独立メディアや東京新聞など信頼できる情報を自分で集めて、考えながら生きていきましょうよ。

退職後、本を読んで、調べて、自分の経験を踏まえて、こういう本を出版できる赤堀さんをみならって、一人一人が世の中変だと感じた疑問を追究すれば、日本も変われると思う。