2019年7月3日(水)

孫の病児保育の後、いつものようにこちらが風邪を引き中々治らなくて、ずっと家に篭っていたが、今日は久々に外出。今、話題の映画『新聞記者』を観て来た。

ただただ、卑劣!の一語に尽きる。独裁政権である。内閣調査室は公安警察で、首相や政府が、私的に、自分たちの政権維持の為に動かす!

伊藤詩織さんのレイプ事件もみけしも、モリカケ問題も、公文書改竄、国会での官僚の虚偽発言、隠蔽、挙句に統計までも改竄、、年金不足2000万円の報告書はなかったことにして受け取らず、質疑も拒否。都合の悪い事は全て下の者に押し付けて、謝罪させ左遷する、、、、。

こんなトンデモナイ現実世界に生きているから、この映画の中身は単なるフィクション、とは思えない。

権力を持つものの卑劣さに、はらわたが煮えくりかえる。

政府が電通、吉本、ジャニーズとマスコミ幹部を配下に収め、政府批判する者を悉く抹殺してしまったから、TVは国民洗脳機械になってしまった。不都合な現実は全て見えない。王様は裸、と知っているのはネットで現実の世界を見ている人達だけ。

だからこそ、現実はこの映画以上に恐ろしい事になっている、と知るために、是非是非若い方々に見て欲しい。

残念ながら『主戦場』のように観終わって爽快感は得られないが、この重苦しさ、新聞記者と官僚この2人のラストに見せる苦悩の表情がフィクションではなく、今私達が直面している政治の現実なのだから。

目を背けてはいけない!