2019年5月31日(金)

映画「主戦場」をめぐってなんやら可笑しな動き。

それに対する監督ミキ・デザキ の回答がyoutubeにアップされている。

 

日本の‘保守’とかネトウヨとか言われる人々の主張の基になっているのが、古事記や日本書紀などの神話であり、明治時代に広められた皇国史観。

何故、彼らは、‘神の国日本’の神話を今も信奉するのか?

反中、嫌韓のヘイトデマ。戦争中の日本軍の残虐行為の否定。。。。。

蔓延する、妙な日本ナショナリズムについて考えてみたいと思い、梅田正己さんの『日本ナショナリズムの歴史』(高文研)を読みはじめた。4巻の大著。

本の中身は、以前IWJの梅田さんのインタビューで、大体聞いてはいるのだけれど、やはりじっくりと本を読む事にした。

https://iwj.co.jp/wj/open/?s=梅田正己&area=

 

天皇は、「日の神、天照大神」の子孫の神武天皇の子孫だから権威がある、、なんて、どう考えても可笑しいし、「天皇」という言葉も、7世紀になって使い始めたのだから、そもそも神武天皇なんて天皇は存在しない。古代の政権が、自分たちの権威の基盤として作り上げた神話や天皇制。貴族や武士や政治権力がその権威の拠り所として利用してきた天皇制。

女帝もいたし、退位や譲位もあったし、元号は天皇の在位と結びついていなかったし、歴史を知れば知る程、現在の日本のナショナリズムって、不可解至極。