こんばんは♪先日購入した『中村太地の角換わり』をようやく読み終えたので記念に感想でもてくてくと書いていこうかなと思います♪
※あくまでも個人の感想であり効果効能を述べたものではありません。←
第1章は以前にも書いた通り、角換わりの歴史を江戸時代まで遡ってさらさら~っと解説しています。個人的にはこの「さらさら~」のおかげで盤駒に並べる時間が短縮されて良かったです♪しかもさらさらなのに分かりやすいという!
…………もうさらさらさらさらうるさいですね( ̄▽ ̄;)
さて、第2章△7四歩型ですが、この形がプロ棋界で一番栄えているのでしょうか?ページ数的にも解説的にも一番力が注がれている気がします。
この形は先手の▲1八香~▲1九角の配置がすごく格好良いですよね♪そして形に惚れた私は定跡を知らないままにこの形を指してよく痛い目に遭いました( ̄▽ ̄;)
今では以前よりは格好良く表現できるはず!←
第3章△7三歩型は専守防衛とのことで穴熊に組む後手と、それを4~1筋から攻める先手のお話です♪先手は端や3筋の歩が切れていると攻めの幅が広がるんですね♪
章の最後に、先手が6六歩を保留した形にも少しだけ触れています。
第4章6五歩型はまず先手の理想形からの仕掛けを解説し、そのあとはやや地味な手渡し合戦に入ります♪ある意味で一番角換わり腰掛け銀らしい展開でした♪
第5章先手穴熊一気作戦、初めて聞いた名前でビックリしましたけれど、堅さを活かして強く戦う順が多くけっこう面白いですね♪後手玉が薄いので迫りやすく、アマ同士(初、二段あたり)なら先手が勝ちやすそうです。ただ、個人的には右金を玉側に寄せる手順も少し気になるかなと思いました。
第6章後手棒銀、実は対後手棒銀は苦手な私ですが、先手の方針が分かりやすく書かれているので有り難かったです♪9筋からの端棒銀はアマだとけっこう多い印象なんですけれど、実はあまり戦果が挙がらないのですね。意外でした。
この本の全体的な印象としては、章が進むにつれて解説が淡白になっていくイメージでした。たとえば後手棒銀の項目は結果図が中盤の入り口付近だったりします。しかし、淡白ということは、分かりやすくて入門書として非常に良い本だということなんですよね♪
角換わりのイメージを掴むにはちょうど良いと思いました♪
というわけで、次は難解だと噂の『これからの角換わり腰掛け銀』に入ろうかと思います♪
そしてそれが終わったら更に難解な『新版角換わり腰掛け銀研究』ですね♪
いやぁ、楽しみです( ̄▽ ̄;)