初夏になって梅の実が出回り始める季節は、新生姜や果物、大量の夏野菜など、色々な保存食を作る季節でもあります。


そんな忙しい季節に、11年振りの社会復帰を果たしてパートを始めてしまったのは6月のこと。

すっかりご無沙汰してしまいました。


もう梅干しを作り終えた方も多いであろう時期ですが、このブログに梅仕事の記録は残しておきたいので、書いていきます。



まずは梅シロップです。



パープルクイーンという品種で作ると、こんなに綺麗な赤になります。



仕込み前の実はこんな感じ↓で、小粒です。







レシピはこちら。

梅シロップ (パープルクイーン)
【材料】
パープルクイーン 500g
氷砂糖  500g
米酢 50cc
(穀物酢、リンゴ酢など好きなものでOK)

【作り方】
①梅の実を水洗いして軽く水気を切り、ヘタをとる。

②①をジップロックに入れて、24時間以上冷凍する。

消毒した2Lの果実酒瓶に梅の実と氷砂糖を交互に入れる。


④時々瓶を揺らしながら、氷砂糖を溶かす。
溶けるまでの日数は7日〜10日が目安。


写真は2日目。




⑤氷砂糖が溶けたら、梅の実を取り出し、
消毒した保存瓶に入れて、冷蔵庫で保存する。
水や炭酸水で割って飲みます。



※梅は南高梅など、他の品種でも作り方は変わりません。

※青梅か黄梅か、もどちらでもOKです。
青梅はスッキリした味わい、黄梅は香りが芳醇です。黄梅は発酵しやすいので、少し注意が必要です。

※お酢の量は好みによって変えられます。お酢なしでも作れます。ただ、お酢には発酵を抑えてくれる役割もあります。

※発酵した場合、ある程度シロップができた段階であれば、沸騰しない程度に加熱してアルコールを飛ばせば、飲むことができます。加熱によって多少風味は落ちると言われています。

※梅の実を冷凍しているのは、氷砂糖の溶けが早くシロップが早くできるためです。
冷凍すると風味が落ちるからと、冷凍せずそのままでシロップを作る方も多いです。
フォークで刺してエキスを出しやすくし、シロップが早くできるようにする方法もあります。

※時々揺らすのは、溶けた砂糖(シロップ)をできる限り梅の実全体に行き渡らせるためです。ずっと空気に触れたまま放置すると、段々傷んでしまいカビの原因になります。

※シロップができたら、私は実を取り出しますが、そのまま放置する場合もあるようです。

ちなみに南高梅で作った時の写真はこちら。