紙を買う
最近、どうも絵が描きにくいと思っていたら、それは紙に原因がある事が判明した。
少し前に「タブレット」という、PCに直接ペンで絵や文字を書き込める機器を導入し、それを多用していたが、どうも絵が描きにくい感じがしていた。
そこでよく考えてみた結果、これはおそらく、タブレットで直接絵を描いていたことによるものだということがわかってきた。
最近のタブレットというものは非常に高性能で、パッと見紙に描いたものとほとんど変わらない感じだが、実際にはぜんぜん違う。
とにかく解像度がぜんぜん違う。
鉛筆ならば、鉛筆の芯の炭素の原子のサイズの解像度があるはずだが、タブレットはせいぜい数千ピクセル四方程度でしかなく、考えてみれば比較にならない。
それに、PCは狭い。
紙の広さは事実上無制限であり、どんなに巨大なディスプレイを使っても、A4サイズの紙に描いた絵を完全に再現できるはずがない。
ディスプレイの画素が原子と同じサイズになれば再現も可能だろが、そんなことは考えられない。
原子サイズとまでは言わなくても、人間が見て大体紙に描いたものと区別が付かない程度に細かく表現が出来るようになるのは当分先になるはずである。
タブレットでも、拡大表示をすれば、相当細かいものも描けるが、そうすると、全体のバランスがわからなくなる。
最近はとにかく全てをタブレットのみで書いていたので、そこらへんのところが書きにくい最大の原因だったようだ。
というわけで、早速紙を大量に買い込んで、下書きや全体の絵を紙に描き、それをスキャナーで取り込んで、細かい書き込みや仕上げをタブレットを使って行うのが最善であるという結論に達したのである。
さて、絵を描こうっと。
だれか、絵を買ってください。