百歳の画家さん | 吉井宇希オフィシャルブログ「吉井宇希のウキペース」Powered by アメブロ

百歳の画家さん

私の周りには なんと言うか

私がきちんとその凄さを認識仕切れていない程の、すんごい事考えて、やっているすば抜けた大人達がいます


良い意味で 突き抜けているその大人達に 刺激を受け

そうなれる事自体に尊敬と憧れを 抱いたりするのですが


昼間 テレビ番組で『100歳の挑戦』と言うのを見まして


豊田三郎さんという 風景画の画家の方を 紹介していました


その方も 素敵な方でして
興奮しつつ、ドキドキして その番組に釘付けになってしまいました。


豊田さんは、幼い頃から 画家を夢見て、目指し 25歳で美術学校に入る為に上京

でも 芽が出ず 故郷に帰り、結婚して子供四人育てながら 学校教員として働き 定年退職してからも 生活の為に 事務員として働き

その間 夢を諦めず持ち続け 描き続け


85歳から 描いてきた絵が各地で 色々な賞に入賞し始め やっと画家として認められて 現在画家としておられる方です。


100歳の今も 風景画は 絶対に実際その場に行って 見たモノを見たまま描くという事をしていらっしゃいます。


絵を描く場所まで 重い道具担いで、杖をつきながら毎日歩く姿

…百歳ですよ

なんなんでしょう…そのエネルギーは


杉を 描くのに

どうしたら 杉の高さを表現出来るかに思い悩む姿
私には…それだけで感動で

その姿は その年齢になっても挑戦を止めないエネルギーに満ちていて

ほとんど 絵を描き終わり完成近くなって急に筆がピッタリと止まり、じーっと何かを考えて またバーッと筆が動き始めて 『杉の緑を 際立たせる為に 私は空に青だと思ったけど 違った』と言い何の躊躇もなく 曇り空の白を塗る姿に


自分は こう思ってたけど 違うなと思ったら 迷いも躊躇もなく 良いモノを生み出す為に 変えてみる素直な感覚にハッとさせられました。


本物を造り出せる人って
似てるんだな…って 思います。

そして その画家のおじいちゃんが 絵を書き終え
『満足できましたか?』の質問に対して


『いや~まだまだ~。まだ 自分のモノになってない。今はまだプロセスだから』の言葉

百歳ですよ

百歳でこの言葉…素敵です。そして、凄いエネルギーです。ビリビリって刺激を受けました


色んな職種、色んな年齢関係なしに 凄い突き抜けた人は 存在してて

共通するのは

感覚がずば抜けてて、タフで、繊細で、魅力的ないくつになっても キラキラした人間である事なんだなと思いました


私も お芝居で表現して 発信したい人間の端くれとして、学ばせて貰いたいと思いました。

ちょっと前までは
芸術と エンターテイメントを 分けて考えていましたが…


芸術は 大衆に理解されなくても分かる人には分かる作品

エンターテイメントは 大衆を楽しませられて 受け入れられ易い作品

と 考えていましたが

ここに来て
私の考えは変わり

本物のエンターテイメントは 芸術で

本物の芸術は エンターテイメントだなと思ってきました

だから

沢山経験をして

沢山色んな事を感じて

沢山色んなモノを見て

本物に成長するために もがいて、本物に関わって行きたいなと、もっともっと色んな事をスポンジみたいに貪欲に貪欲に吸収して、いつか自分らしい表現を見つけたいと思います↑↑↑o(^-^)o

そして、本物を生み出せる表現力を身につけられたら最高だな と思いました。

舞台終わって 感覚が開いてる このタイミングで

この番組見れたのは

ラッキーだったな♪

これも たまたまだけど、一つの縁ですな♪

一つ一つの素敵な縁に感動です☆☆☆m(__)mo(^-^)o