第三極の準備が整わぬうちに、解散総選挙に突入したことが、彼等の劣勢を招いているとの論調があります。
しかしながら、来夏の衆参同時選になったとしても、彼等の隆盛はあり得ません。
何故でしょうか。
党首や幹部の人徳が、欠けるに甚だしいからです。
例えば、維新の橋下、松井両氏は自らの選挙戦で、みんなの党の渡辺氏に街宣車に同乗の上、熱烈な応援を受けたにもかかわらず、その後の手のひらを返すがごとくの対応をしました。
また、維新の前都知事石原氏は、減税日本の河村氏との合併話を突如一方的に反故にしました。
小なりとはいえ党首にこのような大恥を搔かせるようなことを、平然とやってのけることはある意味真似の出来ないことではあります。
しかしながら、党首でこれなら他は推して知るべしとなり、まともな者は付いて行かないでしょう。
実際のところ、石原氏にしても、橋下氏にしても、人を人とも思わぬような言動が余りにも多過ぎます。
彼等は、人の動かし方を分かっておりません。これは、人に使われた経験の欠如がもたらすものでしょう。
これまでは役所の事務方が入念に段取りすることにより、トラブルを未然に回避してきましたが、これからは全て自前で手筈を整えなければなりません。
新興小政党にとって、これは簡単なようで困難なことです。
政治は信用です。
事を成すためには、人と人との繋がりは極めて大切であるにもかかわらず、永きに渡る信用を築くことを疎かにする者達に、未来は無いのです。
◆2012年12月05日 第三極に欠けるもの
http://ameblo.jp/ukhg2810/entry-11420602018.html
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