昨日、恵比寿で行われた「カマカウクレレ100周年記念コンサート」、素晴らしかったなぁ~。すごーく幸せな気分で会場をあとにしました。期待以上でした。
ウクレレ・コンサートってことで、老若男女様々なファンが、会場の恵比寿ガーデンホールを埋め尽くしました。
カマカの歴史を紐解く10分ほどの映像からショウはスタート。短いながらもカマカの歴史と同時にハワイやウクレレの歴史も垣間見ることができる秀作でした。
今回のイベントの為にカマカファミリーも大挙来日してるようで、中でもアマチュアミュージシャンとして高名なクリス・カマカは、歌とウッドベースでステージに立って活躍しました。フラを踊った女性二人もカマカファミリーとのこと。ケイシー・カマカは客席にいたようです。それにしてもクリスの歌は惚れ惚れしますね。アマチュアのレベルじゃないっす。
期待のウクレレプレイヤーは、ブライアン・トレンティーノ、カレイ・ガミアオ、ブリットニー・パイヴァ、タイマネ・ガードナー、ジェイク・シマブクロ、そしてゲストの関口和之。
寿司と日本酒が好きなカレイのステージを観るのは二度目。とても綺麗な音を出すプレイヤーで、曲中のインプロヴァイズが素晴らしいです。はにかみ屋さんのブリットニーは、ロングヘアにチロリアンのようなハットがすごくよく似合っていました。ハーブ・オータ・ジュニアばりのサムピックによるメロディアスなソロや、エフェクターで自ら出した音をループさせる方法(昔ジャコ・パストリアスがベース・ソロでやってたやつ)を取り入れて、単調になりがちなソロ・プレイに味をつけてました。
タイマネ・ガードナーは初めて観ました。彼女が出てきて会場の雰囲気が変わりましたね。ストリートミュージシャンとして腕を磨いたとのことですが、演奏技術だけでなく、ショーマンシップも素晴らしいですね。超絶技巧を駆使しながら、独特な振付けで演奏します。赤いドレスに真っ赤な口紅。カルメンばりの妖艶な雰囲気を醸し出したかと思えば、可愛らしくコミカルな部分もありと、なかなかのエンターテイナーぶりです。
日本語の歌も披露するし…そうそう彼女はウクレレだけではなく、歌声も素晴らしい武器にしてますね。楽曲もオータサン、レッド・ツェッペリン、ベートーヴェン、日本のトラディショナルソング&ポピュラーソング等々幅広く素材を得てますが、この一見バラバラな素材をすべて彼女の色に染め上げているのも見事です。
ジェイクは会場の皆さんお待ちかねって感じで登場し、単独ライブでもお馴染みの曲を披露しました。相変わらず素晴らしい演奏です。司会のクリス智子さんが言ってましたが、ジェイクは出番が来るまでステージの袖で、出演者の演奏に合わせずーっとウクレレを弾いていたそうです。彼のウクレレに対する情熱は、マイケル・ジョーダンがバスケに、カズがサッカーに、イチローが野球に対するのと同じで、所謂 ”天才” って人が持つ、疲れを知らない子供のようなものなんでしょうね。
私はジェイクが最後にブライアンと演ったデュエットに感動しました。ブライアンのソロ・アルバムは私の愛聴盤で、ブライアンは是非生で観てみたかったプレイヤーでした。現代ハワイウクレレ界の顔役で、人としても立派そうです。
このコンサートはカマカ・ウクレレを讃えるものですが、随所にオータサンやエディ・カマエなどレジェンドの名も登場し、ウクレレ・プレイヤー ”同士の”…いや ”同志” の一体感を感じることができました。
ビジネスマンとしての私は、紆余曲折あるウクレレ業界の中で、翻弄されながらもカマカが100周年を迎えたという事実に驚きを隠せません。100年の間、一つの企業が生き残るのは並大抵なことではありません。「カマカの名をつける以上ジャンクなものは作るな」という創業者の言葉を守ったというのは簡単ですが、その時代その時代、生き残る為にけんけんがくがくの議論がファミリー内で戦わされたのではないかと想像します。新たなウクレレブームと言われる昨今、安易に事業を拡大し、質を落として大量生産に走らないところにカマカファミリーの賢明さを見ます。
ショウの途中、創業者サミュエル・カマカ・シニアの二人の息子サミュエル・カマカ・ジュニアとフレデリック・カマカのメッセージが映像で流された時は感動しました。
おめでとうKamaka!!












