二重には大きく分けて切開法と埋没方があります。

 

切開法

 ダウンタイムが長いですが、基本的に半永久的、つまり一生物の二重になるのが切開法。 

埋没法

 ダウンタイムは短く手軽だけれども基本的に5〜10年で緩むか取れるのが埋没法です。 


切開法でも緩む場合や埋没法でもかなり長持ちするといった例外はありますが、

基本的には『ダウンタイムが長いけれど取れない切開法』『ダウンタイムは短いけどとれる可能のある埋没法』と考えてください。

 

切開法では、余分な皮膚のたるみを取ったり、脂肪を除去したり、目の開きを調整することも出来ます。目頭切開や目尻切開とあわせて二重ラインを調整して、目を大きく見せることも出来ます。


 埋没法も日々進歩していて、より取れにくく、ほぼ腫れない施術が可能になってきています。

 埋没法は、目を開くときに瞼が折りたたまれる位置を決めてあげる施術です。

 目を開く筋肉が瞼板と言う、瞼を裏返すと出てくる軟骨に腱膜を介してくっついていて、その繊維が枝分かれしたものが皮膚にもくっついていると、目を開くときに皮膚が引っ張られて二重になると考えられています。 


 その繊維のつながりがない人が一重なので埋没法二重術はその繊維の代わりを手術用の糸瞼を開く筋肉と皮膚の折りたたみポイント(二重ライン)の連動を作っていく施術ということです。 

 

その上まぶたを持ち上げて目を開く筋肉(上眼瞼挙筋)の力が最も伝わる場所が黒目の上あたりなので、埋没法をするときにはその辺りでもっとも連動が強くなるように工夫して施術しています。 

 

意外とこの辺りをあまり意識していないドクターもいるので、不自然な二重が日々世の中に誕生しています。 

 

二重手術、特に埋没法は日本人がもっとも多く受けている美容外科手術です。

 埋没法は手技的には難しくないので、どこの美容外科でどの医師に施術してもらってもそれなりの二重になると思います。(もちろん実際は奥が深いのですが。) 

 美容施術というのは本人が満足するかが一番大事なことなので、本人がよければいいのですが、解剖学的にも医学的にも正しく、誰が見ても自然でさらにご本人様にも満足していただけるようなデザインが良いデザインだと考えています。

 

埋没法や切開法も含めて実はデザインが一番重要です。

そのために私はデザインに十分な時間をかけています。

二重はデザインが全てと言っても言い過ぎではありません。 

デザインが綺麗に決まっていればあとは手順通りに進めていくだけです。

もちろん施術中に糸の締め具合や、運針と言って針を進める場所や角度、通り道に注意はしていますが、デザインの時が最も集中しています。 

 デザインは仕上がりに満足してもらえるかという観点からも一番大事なところです。

いくら腫れが出なくても手術がうまく言っても満足いく仕上がりでなければ意味がありません。 

 そのため手術前には患者さんとしっかりと向き合いじっくり時間をかけてデザインを行います。

デザインは少し長く感じるかもしれませんが、お付き合いください。 

 


また、二重整形で最短のダウンタイムで最高の結果を得たいなら、経結膜的埋没法を選択するべきです。 

クイックコスメティーク法という切らない二重術では、瞼の裏側のみから施術することで目をつぶっても傷跡や糸玉が全く気にならない方法もあります。


さらには、余分な脂肪を少量除去したり、切らずに眼の開きを改善することも出来ます。 


 失敗しないためには、どれくらい真剣に理想の二重を追求してくれるかというところに焦点を当てて美容外科やドクターを選んでいただくことが重要です。 

 最近はインスタグラムなどで人気のドクターに遠方から出向いて行って施術を受ける方もいるみたいです。

基本的にうまくいく施術なのでそれもいいのかもしれませんが、私が施術を受けるなら、何かあったときや不安なときにすぐに診察してもらえることを優先します。

 自宅から必要なときに診察に行ける範囲で美容外科やドクターを探していただくのが最善です。

実際に遠方のドクターに施術してもらったがすぐに取れたとか、トラブルや失敗の際に遠方まで診察に行けないということで困ったという話も聞くことがあります。 

 大きな美容外科であればもちろん近くの別の院で診察を受けることはできますが、施術した医師でないと分からないことというのも実際にたくさんあります。 

 私が埋没法や切開法を受けるのであれば少なくとも日帰り可能な距離にします。 

 その範囲のドクターで、しっかりとカウンセリングをしてくれて、デザインにしっかりとこだわってくれるドクターを選べば間違いなしです。 

 当院では、皮膚科専門医・形成外科専門医が常勤しており、切る施術から切らない施術まで、幅広い選択肢の中からお客様のご要望に合わせて最適な施術をご提案することが可能です。 


 例えば、切らずに埋没法だけで理想の平行型二重を作りたい。

たるみがあるので切開法を考えているけどダウンタイムを最小限に抑えたいといったご要望にもお応えしています。