たとえ幾多の才があっても、大きな意欲があっても、...
『ダメな奴』と言われればたちまちしぼんでしまう。
逆に、才がなくても気力がなくても、
相手の一言によって生きる力を与えられる」
三浦綾子『忘れえぬ言葉』(小学館)
●「何十億の人に、かけがえのない存在だと
言ってもらわなくてもいいのだ。
それはたった一人からでいい。
『あなたは、わたしにとって、
なくてはならない存在なのだ』
と言われたら、
もうそれだけで喜んで生きていけるのではないだろうか。
三浦綾子『文学アルバム』(主婦の友社)
●人間は、小さく弱い存在なのだ。
名前を覚えられていたというだけで、
生きる意欲が湧いたり、
駄目な奴といわれただけで、
死にたくなったりするものなのだ。
私たちは心して、人に勇気を与え、喜びを与える、
つまりその人のよさを引き出す言葉を出すべきであると思う。
三浦綾子『孤独のとなり』
