「まっすぐ切ってまっすぐ縫うだけの服」からシンプルパンツを縫いました。

日暮里繊維街のトマトにて、100円/m(!)で買った裏毛の布。
ライトグレーに黒の杢調の見た目は高級感があるのだけれど、少しチクチクするのはお値段相応でしょうか。

まっすぐということは股上が前後とも同じ形なわけで、前の股上がもっさりします。

編み物もそうだけれど、まっすぐ構造の限界…それを再確認した次第。
着物はまっすぐでも美しいけれど、それは着付け方に工夫があるからなんだなーきっと。



さてさて、縫い物、編み物と手が足りませんが、更に師走、お正月に向けて、狂言のチケットをたくさんゲットしております。
この一年はシーズンのオンオフや、どの会場でどういった時期に毎年公演が行われているかなど学べました。
やはり師走!萬斎さんも何かに書かれていましたが、狂言師も走る師走ということで公演が目白押しでございまして、私も忙しくなりそうです。
今月は、子午線の祀りリーディング、ディヴァイン・ダンス三番叟、船橋の狂言の夕べへ参ります。
ディヴァイン・ダンス三番叟は私にとって初めての三番叟になりますので楽しみー!
オーチャードホールだけれど、見えるかな、聞こえるかな。とりあえず、ポスターなどを見る限りでは、この特別な装束や演出はどツボ。
ヴェッキオのプルオーバー、完成しました。

糸が個性的なので、シンプルに。
わりとチクチクするので、衿ぐり広めでインナー見える想定で着たいと思います。



写真では上手く色が表現出来ないのですが、青に真っ赤なラメ。
でも、意外と派手過ぎなくて普通に着れそうです。
見た目のフワフワボリュームにしてはなかなか軽い。
母も着れたので共有出来ます。
鮮やかな色は、私より母の方が似合います。

一目惚れ毛糸を着られる形に出来たので満足!

私、手編みする時は市販には無いような毛糸やデザインを選びがちなので、着回ししにくい…。
ワードローブに手編みニットが増えてきたけれど、保管場所ばかりとってしまってちょっと考えものだなと。
けれど、手は止まらないし!
どうしたものでしょう…。
江戸前狂言ファンクラブyoiya2の会報誌vol.38が届きました。

昨年末、狂言に興味を覚えて関連書籍を読み漁り狂言が好きになり始めた頃に、情報を得たり古典芸能を応援するため入会したファンクラブ。

しがないOLにも出来る応援といったら、公演を観に行ったり、さほど負担の大きくないファンクラブに入ること。
なかなか会費がリーズナブルですし、公演の情報やチケットの先行販売などのご案内を頂けて、狂言ファンとしてとても助かっています。



この会報誌に小中学校での普及活動事情も掲載されています。
もちろんそこには良い手応えがあることが書かれているわけですが…。
私が周囲から聞く限りでは、小中学校でお能か狂言を観て寝てしまったという感想ばかり…。残念ながら…。

そこでいつも思うのは、狂言には大人になって分かる良さが沢山あるということ。
そんなの当たり前な感じですが、言いたいのはですね、伝統芸能の存続ということを考えた時、大人に働きかけるという意味で出来ることがまだ沢山ありそうに思えるということ。


職場やプライベートで狂言が好きと話した時の周囲の特異な反応を肌で感じているだけに、「いや、一回でも観てもらえれば分かるはず…!」と狂言の良さを広くお伝えしたくなります。
金額や言葉の壁が高いという誤解も十中八九の方がお持ちで「いやいやいや、私もそう思っていたけど、違うんだよー!」と言いたくなります。
まあ言ってますけど。


狂言に限りませんが、大人になったからこそ感じることが出来る味わい深さというものがあると思います。
そして、それは大人の日常生活に対しても良い方向に働いてくれることが多いように感じます。



私の大好きな編み物然り。
ニットなんて既製品が容易く手に入る時代…しかもお洒落で防寒の役には十分なものが。
けれど、編む時間というものはひととき静かな気持ちをくれるのです。
精神を安定させる何かがある。
若い頃は、なかなか完成しないと焦ったりイライラしたり飽きたりしていたような気がします。
ですが、今は一列でも編めれば気持ちが静まることに気付きまして、結果だけでなく過程の充実も感じられるようになったのです。



狂言でも編み物でも、永く受け継がれてきたものには、大人だからこそじんわり感じられる良さが潜んでいるように思います。