あたしのお姉が電波なわけがない1 | ukabのブログ

あたしのお姉が電波なわけがない1

小説俺妹第9巻

京介は高校生活最後の夏休みが終わり9月になった。
卒業まであと半年。
三年下の妹__高坂桐乃も新たな進路に向かう。
「おまえ、進路どうすんの?」
「秘密」
教えてはくれなかった。

この半年。人生の中で最も気合いを入れて臨まなければならない。
教室の空気も違う。クラスの連中も精一杯過ごそうとしているように思えた。
残された時間は長くはない。__色々、決着をつけないとな。

ここまでは京介の主観で見聞きしたもの。
ここから語り部が変わる。
あいつらには、あいつらの物語がある。



『あたしの姉が電波で乙女で聖なる天使』

「わたしのおねえちゃん」 一年一組 五更珠希
(内容略)
珠希ちゃんが二人のお姉ちゃんについて作文を書いた。

「む!」あたしは、なんとも複雑な気分。
問いかけようと声をかけたがやめた。
お行儀よく正座をしたまま、おかっぱ頭の幼女が、きょとんとあたしを見上げてくる。
めっちゃかわゆい、あたしの妹。
聞けないってば。あたしよりルリ姉のほうが好き? とかさ。
『わたしのおねえちゃん』という題なのに、8:2で『ルリ姉好き好きっ!』て書いてあるんだもん。珠希は嘘がつけない子だから、内容はすべて真実なわけなんですよ。
あんなところ、こんなところが好き好き__お姉ちゃんたちと一緒に暮らせて、わたしはとっても幸せです。
死ぬほど照れるっての! (/ω\)

「たまちゃん、これさ。……教室で発表すんの?」
「はい!」
元気のいいお返事。
「そ、そうなんだ」
「……だめです?」
「そんなことないよ?」
「たまちゃん、あとでルリ姉にも見せておいで。__きっとちょー喜ぶよ?」
「えへへ」
珠希はふにゃ、と微笑みを浮かべる。__どんだけいい娘なわけ?
これルリ姉読んだら、照れまくりで悶え苦しむに違いない。にひひ

あたしは五更日向。小学五年生である。
超かわいい妹と、優しく不器用な姉に挟まれた、三姉妹の真ん中。
わりかし普通の女の子です。はい。
家は友達の家と比べると、ちょっと古くさい感じ?
お年頃なのに服は姉のお下がりばかりで、女の子としては結構そのへん不満だったり。
お母さんは地味だし、姉は姉で、相談なんかしたらノリノリでドレスを作ってきそう。
『……っふ……あなたにもそろそろ闇の衣が必要なようね?』とかいう。絶対。((o(-゛-;)
あたしのお姉ちゃんは___かなり電波入ってる。
インドアなルリ姉は『黒猫』というハンドルネームでアニメやゲーム、漫画や小説にどっぷり浸かってる。いわゆるオタクというやつ。
最近は小説や漫画を自作してて、アニメに影響されてゴスロリ服を自作して毎晩部屋で奇妙な儀式を執り行っていたりする。
段々エスカレートしてきていて、架空の相手と電話してることなど日常茶飯事。┐( ̄ヘ ̄)┌
アレさえなければ、本当にいいお姉ちゃんなんだけど……。

珠希ちゃんの作文の続き
~~~いつかるりおねえさまのおっしゃっていることが、わかるようになりたいなあとおもいました。

「分かるようになっちゃダメぇーー!!」Y(>_<、)Y

珠希ちゃんの作文の続き
~~
ねえさまは、好きな人ができたんです。


「って、はいい!?」Σ(・ω・ノ)ノ!
「・・・これに書いてることって、全部ホントだよね?」
「はい!」
ルリ姉は、たまに秘密の打ち明け話をぬいぐるみに話すように末っ子に吐露することがある。
あたしのルリ姉おちょくりネタの幾つかは、珠希からゲットしている。
てことは__今回も、マジネタ?
本当だったら、こんな面白いネタはないわけだし。料理中のルリ姉にさっそく確かめる。
「ルリ姉ルリ姉ー」
「騒々しいわね、もう少し待ちなさい」
「ご飯の催促じゃなくてさ!」
「ルリ姉、好きな人ができたってほんと?」
ブツン!包丁がまな板に突き刺さるよーな音がした。ギギギとロボットのように振り向く。ロボット
「……な、ななな、なにを言ってるのかしら?」
この反応、信憑性50%アップじゃん!
「ルリ姉ほんとに好きな人できたんだ! おめでとう!」
「だから違うと言ってるじゃない……」
「どんな人なの!? 教えてよ!」
「人の話しを聞かない子ね」
「もうとぼけるとかいーからさー、教えてよー。気になる気になる!」
「きになるきになる! えへへ!」
あたしのおしりにくっついてきた珠希も同じ問いを繰り返した。
ルリ姉は林檎みたいな顔色になってうつむき、ぷるぷると震え始めた。
「……す、」
「す?」
「素敵な人よ……とても」(*v.v)。

「キャーーーーーーーーッ!」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! やっべ、まじやっべ!超楽しい!


つづく・・・・かな?

コレだいぶ前に書いた文。

9巻は京介以外の語りで進んでいく。


体調悪いぃ~~

おとなしく寝ますわ。


では パー