--"GO HOME NO HOME"は


詩、曲、雰囲気 そのトータリティーが抜群のでき!


私えらく気に入っています!



かおり-


私もすごく好きなの。自分でいうのもなんだけど、


帰る場所がないっていう心のホームレス状態?


それを詩にまとめるって、


ヘヴィなテーマじゃない?


私は音楽を作るときにヘヴィになることって避けてきた。


いつかそういうテーマをポップなメロディーで爽やかにできないかな?と思ってたら


曲を聴いた瞬間にそのことが頭の中にうかんで。


自分のなかでもこのシングルは、


”やった~”っていう満足感のある


96年のスタートという作品。


「BEATA」を作ったときに


実はあのアルバムだけでは全部やりきれてなくて、


2枚目のアルバム作ったときに初めて


"これが私です”といえるものが完成するという


話をしたと思うんですけど、


「BEATA」の骨太な骨格が女のコらしく変化していった、


私はこれからこっちにいきますよ


というのが出せたシングルだったと思う。


-この曲がテーマソングになったドラマ「新宿鮫」にも初出演しましたが。


K-面白かった!


私は映画の世界にはいないタイプらしくて、 


監督とかも娘なのかペットなのかよくわからないんだけど(笑)


大事にしてくれてね。


共演した舘ひろしさんとは、


あの人元COOLSで、私も元ローラーという


同じ原宿世代ってトコで、知り合いがクロスしてたんですよ。


”アイツ知ってる?” 


”ああ、まだいんのぉアイツ?”みたいな話で盛り上がりましたね。


原田芳雄さんは昔から娘のように可愛がっててくれた人だったから、


初めての場所だったけど


知ってる人がいるってことだけで、


ちょっと安心しました。


-ドラマの撮影中は、アルバムのレコーディング中止して?


K-そう。NHKだから夜遊びとかも自粛させられ(笑)


レコーディングには入ってたんだけど、


まだチャンネルが96年に切り替わってなくて。


このままいったらながされちゃうなってときに、


こういう話がきたんで、"やります!”って。


イイカンジで心の転換期になったのは事実。


(続く)