一日お休みを頂きました…

双六なら仕方が無いですが、私の場合は自主的に…
も、もし…楽しみにしてくれているという有難くも奇特な方がいらっしゃったら申し訳御座いません…

土曜日に行った末広亭に日曜日にも行ったのですが。
途中で用事の為、出て来てしまったので最後までは居れず…

「おー、寄合酒かぁ!」とか「三三師匠の垂乳根は良いなぁー、お千代さんが似合う!」とか「末広亭で丈二師匠が1パーミルの恋人演ったよ!へへっ。」という感想文にならない状態で御座います。

ブログのタイトルを変更するべき日がそう遠くない気がしてなりません。

…大人の遊び場である寄席に行かないと感想文が書けないのです。
家で落語のCDやDVDを観て感想文を書いても、我が家は大人の遊び場ではないのです。もう、部屋とも呼べない我が家。小屋に近い…

もし、「お前のブログはこんなタイトルだよ!」とご意見して下さる心優しい方がいらっしゃったら、コメント欄や直接、狼煙では居場所は分かるのですが受け取らないので鳩…あっ、私羽毛アレルギーなので、矢文などでお願いします。
賃貸のアパートなので、なるべく柱を狙って矢を射って頂けると引き払う時に壁よりは揉めずに済むので有難いです。

さて、戯言は脇に置かせて頂いて。

何か書いて面白い事は無かろうか、なんて思いながら珈琲を飲んで居たのですが。

古典落語の登場人物について書いたら面白いかなと。勝手に判断したので、本日は登場人物について。新作落語は色んな人が出過ぎるので無理です。
異国の方やら公家やら中村さんやら。

そして、

「古典落語に出てくる人物は大体決まっている」という事を書き忘れて居たのです。オーマイゴッド。

噺は違えど、人物は同じという不思議な当たり前。

アレです。
ドラえもんとかアンパンマンとかと同じです。

どんな時でも彼らは常にドラえもんでアンパンマンです。

古典落語に出てくる人も噺は違っても常に揺るがないキャラクター設定なのです。

まずはこの方。

「ご隠居さん」

どの噺でも常に横丁に住んで居て物知りなお爺さん。
決して表通りには住んでないのです。「隠れ居る」立場の身の上、表通りには居ません。そして、何でも知っている。知っている事はお世辞の言い方だったり、婚礼の余興のやり方など年の功を感じさせてくれるもの。
多分、iPS細胞については答えてくれません。
そして、絶対にお爺さん。お婆さんではないのです。物知りなお婆さんは何て呼べば良いのか疑問でなりません…


続きまして。

「八つぁん、熊さん、松つぁん、竹さん、梅さん」

ご隠居さんの所に物を尋ねにくる若い衆。印象的には八つぁんが1番出てくる気がします。主演男優率ナンバーワン。
しかし、噺の流れ的に絶対にこの人で無くてはいけないという事はあまりなさそうです。

あっ、「松竹梅」という噺は「松つぁん、竹さん、梅さん」じゃなきゃダメです。
この三人が職人さん(多分、庭のお手入れなど)で、仕事で出入りしているお店の婚礼の席で「三人揃うと松竹梅で目出度いから」という理由で余興をお願いされてご隠居さんの所に相談しにくるので。

これで「八つぁん、熊さん、竹さん」
が来たら「八熊竹」という新種の竹みたいになってしまいます。話が見えない。

お次に。

「与太郎さん」

ボーッとしている、ちょっと抜けた人。おバカキャラ。大体どの噺でもフニャフニャとしてます。
いつも何かやらかしますが、周りの人は決して仲間外れにはしません。愛されるキャラクター。

私はこの与太郎さんが好きです。観て居て和みます。所謂、癒し系。


ここら辺が古典落語の登場人物のメイン。
あとは出てくるおかみさん(奥さん)は気が強いとか。何となーくキャラクター設定があります。

という前振り。

明日は私が好きな与太郎さんについて書き綴らせて頂こうかなと。
いやいや、与太郎さん、侮れない。フニャフニャしてるけど。

という感じで寄席に行けないような日はこんな事をダラーっと書き綴らせて頂こうかと思っております。
寄席で観た噺を交えつつ。

ここまで読んで頂いて誠に有難う御座いました。
また見て頂けたら幸いです。

雨華。
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