朝から悲しいニュースでした。。。



あの、尖塔が崩れ落ちる時の

みんなの声が悲しくて…。



私も一度見に行きたいと

思ってたところなので



時を重ねて、みんなの力が込められた

ノートルダム大聖堂

その火災は

非常にショッキングです。。。

南側にあるバラ窓のステンドグラス。




シンボルとして尖った塔も崩れ、

中心にある円状の文様から

黒い煙が出ているのをみていて



本当に

火というものを扱える人間にとって

恐ろしいのは、

身近にあると、感じました。




美術品は無事と書かれているが…

伝統の中で磨き上げられた美しさと
そこに宿った皆の心は
いま、灰にまみれ、痛々しく感じるでしょう。







パリの街を煙が多い、動画の中でも
人が煙で、むせている音が聞こえる。

賛美歌を歌い始めるパリの人々もいる。


大丈夫。

また、パリの皆さんの力で
この火災から

大聖堂が
復活する日を
心から祈っています。



…ルーブルまで行ったのだから
見ればよかったのに
行ったら見惚れてしまうだろうと思ったのを
覚えています。

全部の美術品を見て回るのには、
展示品を各5秒づつ見て回り
週2回、各2時間づつのペースで2ヶ月かかると
記載されていました。

なので、ルーブルを選んだんですよね。


サモトラケのニケ像が
階段の踊り場のような場所で
真ん中に鎮座しており、

長い間、美しい陰影を落とした羽根を
ずっと見ておりました。。。



民衆を導く自由の女神をそっと横目で見やり
名も知らぬ名画に心奪われていきました。


そして、ナポレオン戴冠式の絵。
『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』

本当は、冠を授けるという行為は
通常は位の高い者から低い者に対して行われます。ならば授けてもらう側の
ナポレオンがローマへ出向き
教皇を訪ねるところです。

しかし、ナポレオンはローマ教皇を
パリまで呼び寄せ、

教皇から冠を授かるどころか
自分で自分の頭に冠を置きました。

自ら王冠をかぶる。
政治の支配のもとに教会をおくという
意志のあらわれであったと記載されている。

本当にこの絵は巧妙なトリックが沢山あります
語りきれないくらい。
実際にはおられない方や書き換えられた事などが
とても興味深く、とても新鮮です。


それにしても、柔らかそうなケープ(?)です。
触れば指の第一関節まで埋もれそう。
絵なんですよね…。凄い。

隅の隅まで目を通してひとつ1つに驚いて
感動したのを覚えています。

この儀式があったノートルダム大聖堂は
ステンドグラスがとてもうつくしいです。
火災でどうなってしまったか…不安ですね。




パリの街は普通だけど(ポイ捨てゴミとか多い)

きらびやかな歴史と裏腹に
残酷で傲慢な歴史もあり、興味深い街です。

集められた美術品の数々…。
セーヌ川を流れる水のように
本当に美しさが埋もれている街です。



ここに、ひとつの火災が起きてしまったことに
新たな歴史を感じます。