暑い日が続いている日本とは対照的に、ここ数週間のミシガンはとても過ごし易い天気が続き、短い夏に対するありがたみを数割り増しに感じる日々です。
最近の明け方の冷え込みは、秋の到来を感じさせるものがあり、気になるのはベランダの家庭菜園の様子。その近況をば。
確か以前、「家庭菜園」というタイトルで書いた記憶があるので、今回は「家庭菜園2」と、捻りのないタイトルで書きます。


今年一番の収穫株は、キュウリ。
大きなものを(日本のキュウリの2倍はある)4本収穫。現在5本目が成長中。

四分之三熟卵

土の容量が限られている為、幾つも小さな実が付いても、結局大きくなるのは一つだけ。
どういう仕組みかわからないけれど、選ばれた一つ以外は、ある程度成長した後に、枯れていきます。
限られた養分で、種を残すための選択と思われますが、それを見ていると、本体が選ばれなかった実達に養分を送るのを止めるのか、それとも実達が養分を受け取るのを拒むのか、考えます。
どちらにしても、特に後者だった場合、その犠牲の上に大きくなったキュウリを、食べてしまうのが少し申し訳なく思えてしまいます。
とはいえ、中の種が育つまでまったら、食べられなくなってしまうので、感謝しながら結局は食べてしまうのですが。


次に収穫となったのは、オクラ。
去年は、育ちきる前に秋が到来してしまい、枯れてしまいましたが、今年は綺麗な花がつき、実がなりました。
真っ直ぐ伸びた茎の上に、これまた真っ直ぐ上を向いた一つのオクラ。

四分之三熟卵-おくら

刻んで鰹節と少量の醤油を混ぜ、炊きたてご飯にのせて頂きましたとさ。



次はトマト。
それなりの容量の土壌を準備したつもりだったのだけれど、種から育てた苗を選別しきれずに(無理)、詰め込み過ぎてしまったのに加えて、化学肥料を使わないこともあり、苗が中々大きくならず。これは収穫は期待できないか、と思われました。
ところがところが。夏の到来で気温が上がり自家製腐葉土が力を発揮しだしたのか、ある時期を境に急成長を遂げ、それこそまだ頼りない苗ですが、花がつき、実が付き始めました。
そして、ついに今日、第一号が収穫となりました。
皆で切って食べようかと思ってたら、謙ちゃんに食べられてしまいましたが。
美味しかった、との事です。

四分之三熟卵

そしてニガウリ。
トマトと同じ理由で成長が限られ、花はなれど実が付かなかった去年と似て、成長はすれど茎が太くならず、同じ結果になるかと半分諦めかけていました。
が、今日、小指の先ほどの小さな実を発見!これは嬉しかった。叫びかけました。
どうか、育ち切るまで暖かい日が続きますように。

四分之三熟卵


育て主も、負けていられません。