人生の中であった、自覚している幾つかの大きな選択たち。
自覚していないだけで、人生に大きな影響を与えている選択だって沢山あると思う。
それをどれだけ自覚できているかが、どれだけ自分の人生の舵を握っているかって事なのかもしれない。

と、書き始めて3行目で話が脱線しそうになる。。。

自分のとった選択がベストだったのかどうかを確かめる術はない。
けれど、アメリカに来てからATの勉強を始めてから今まで、キャリアという観点からは、自分が想像できた(ここはポイントでもあるけど、今回はパス)選択肢の中でベストなものを選ぶことができてきたと思っている。
それは単純に、「より良い」環境にいる自分が想像できないから。
実際はそうでもないのかもしれないけれども、自分はそう思っているから、そうなのである。
選んだ道たちの中には、自分ひとりでは選択肢にすら入っていなかった道もある。

MSUにきて、3年が経ち、もうすぐ最後の一年が始まろうとしている。
この一年のメインは、卒業論文。
現在取り組み中だけれども、しんどい時もあるこの過程において、モチベーションは必要不可欠。
その一つが、完成した自分の卒業論文のAcknowledgmentsを想像すること。
製本された論文の、最初の数ページ目にあるこのページは、両親や教授をはじめとする、サポートしてくれた人たちへの感謝の意を述べる場所。
ここに、心からの感謝を綴りたい人たちが何人かいて、それを実現させることが自分を駆り立てる大きな力の一つなのです。(いきなり~ます口調になってしまったが、まあいいか)

前置きが長くなってしまったけれども、この週末は、自分がそのAcknowledgementsの中で感謝を述べたい一人が、遥々シカゴから自分を訪ねにきてくれました。
彼のアドバイス無しでは、MSUでの4年間そのものすら存在しませんでした。
冒頭に書いたように、何がベストの選択だったかを確かめる事はできないけれど、ここでの4年間以上の場所にいる自分を想像することはできません。
MSUに進学するきっかけを与えてもらっただけでは無く、自分のAthletic Trainingの世界を大きく広げてくれた先輩でもあり、バスケットという共通の情熱がある友達でもある、自分にとって本当に貴重な存在です。
最後の一年間が始まるこのタイミングで再会できたことにも、意味を感じます。


ATの話から、バスケの話、その他いろいろと、毎晩遅くまで話をさせてもらいました。
エアマットレスを膨らませるパンプの電池が切れている事に気づいた時にはお酒を飲んだ後で買いに行けず、カウチで寝てもらうという失態を犯すなど、駄目ホストっぷりを発揮してしまうこともありましたが、楽しい3日間でした。
自分のアンテナに引っかかっていなかった情報もいろいろと教えていただき、今後広げていけそうです。

謙信とも良く遊んでもらい、謙信も本当によく懐きました。
考えてみれば、謙信が人と別れたあとに泣いたのは初めてのことです。
それだけ楽しかったんでしょう。

次の再会を楽しみに、与えてもらったMSUで学ぶ機会をしっかりと締めくくれるように頑張ります。
ありがとうございました!


四分之三熟卵-pic

(謙ちゃんの得意技、「がおー」のポーズで)