自分が恵まれているな、と思うことの一つに、人との出会いと、そのタイミングがあります。
彼がATTACKのクライアントとなったのは、自分が到着する一日前。
初日から彼の担当を全般的に任され、自分の力を示す(優れているという意味ではなく、自分が今持っているものを示すという意味で)機会を与えられ、自分のインターン先における存在価値を証明することができたと思っています。
平日は一日2回のトレーニングセッションを行ってきたのと、時期的に、メインとなるバスケットのクライアントがまだ少なかったこともあり、毎日6-7 時間は彼と過ごしてきました。これほど一人のアスリートに集中できた環境は今までに無かったし、ワークアウト担当のボスを含めた3人の間でのコミュニケー ションも良くとれていて、目に見える彼の進歩の一端を担えていたのは、物凄く遣り甲斐のある事でした。最後のトレーニングセッションを終えて3人で御飯を 食べているとき、3人してwe were a good teamと口にしました。
ス ラムダンク風に言えば、彼は「断固たる決意」を胸に秘めていて、そのハードワークや自己節制は、恐らく今まで一緒に働いてきたどのアスリートをも凌駕して いたと思います。身体的にも精神的にも、厳しい5週間だったと思います。ですが"Every quarter is a fourth quarter"の合言葉の元、高い意識とトレーニングの質を保ち続けました。そして、一つ一つのトレーニングの意味を考えられる頭と、アドバイスを素直に 聞き入れることができる心の持ち主でした。
努 力が必ずしも報われるとは限らない、スポーツの残酷さは身にしみて良く分かっています。一つの怪我が、今まで積み重ねてきたものを一蹴する瞬間も見てきま した。それでも、フットボールの神様がいるならば、彼がここで過ごした5週間が報われるに値する事を知っているはずです。来るシーズン、彼が怪我をせずに 目標を達成できますように。
