たとえ名のない路傍の草花でも、植物はその謙虚な生き方をもって落ち着かせてくれる。

歳をとったら、そんな風に生きていける人間になりたいと思わせる。


新しいアパートに引越す際、幾つかの決め手があったのだけれど、その一つがバルコニーがあること。

ずっと、植物を育てたいなと思っていたのです。


引越しが落ち着いた後にトマトとネギの種を買って、育てています。


四分之三熟卵-little garden


今はこんな感じ。

最初は、2センチ三方のプラスチックの枡が4x10くらいで繋がっているものに土を入れて種を植えて発芽を待ち、ある程度育ってから大きめの鉢に移しました。

鉢って思ったよりも高いので、幾つかは買いましたが、あとはヨーグルトの空き容器などに水捌け穴を開けて代用したりしています。


悩まされたのが、移し替えの時。

同じように育てても、やはり成長のいい苗とそうでない苗は出てきます。種の差でしょう。

通常は、育ちのいい苗を選別して大きな鉢に植え替えるのですが、発芽した時から面倒をみている苗を、育ちが悪いからといって引っこ抜いて捨てることは、とてもできません。

かといって、全部を植え替えるのは、限りある鉢の数とスペースが許してくれません。

悩んだ末、バルコニーの真下の土に、こっそり植えてしまいました。

あまり成長の良くない苗たちなので目立たないし、バルコニーから水をあげる事もできます。

植物に適した土かどうか心配でしたが、無事に根付いてくれたようです。


大きな鉢に植え替えた苗たちは日に日に大きくなっていきます。

毎朝起きて確認するのが楽しみです。


四分之三熟卵-tomato

最も育ちがいい、通称"エース"。


四分之三熟卵-soil

今日はオーガニックの土を買ってきて、新たなプロジェクトを敢行。

アメリカに住んでいる人はテレビのコマーシャルで見た事があるかもしれませんが、

Topsy Turvyという下の写真の商品が、家庭菜園者の間で密かなブームなのです。


四分之三熟卵-topsy

(この写真は自分の育てたトマトではありません)


この商品、重力の力を利用する事で、重力に逆らって育てる従来の方法よりも、早くそして美味しいトマトができるというもの。

この"Topsy Turvy"に植え替えるには、ある程度の大きさに苗が育っていないのといけないので、今日の日を待ちに待っていたのです。


四分之三熟卵-top

非常に見にくいですが、我らが"エース"が、晴れてTopsy Turvyに移籍しました。

一回目の移し替えで知っていましたが、植物の根、特にこの早い段階の根はとてもデリケートで、ちょっとしたストレスで切れてしまいます。かなり神経を使いました。

明日からの成長が楽しみです。

種を植えた時期が少し遅かったので、雪が降る前に収穫まで辿りつけるといいのですが。


こういう土いじりは、とてもいい時間です。

将来住む家は、小さくてもいいから、土いじりのできる庭が欲しいものです。

ベランダの鉢ではなくて、地面で栽培できたら、もっと楽しいことでしょう。


四分之三熟卵-basil
トマトの他には、バゼルも育てています。

これはある程度育っていた苗を買いました。

成長速度が素晴しく、香りもいいので、パスタを作る時には活躍しています。


そしてトマトと同じ時期に種を植えたネギ(青ネギ)。

発芽までは良かったのですが、長さは10センチくらいに育ったものの、いかんせん細いです。

そして何より、重力に逆らう気配、一向にナシ。思い切りだれています。

かといって枯れているわけではなく、青々としているネギたち。

今日はオーガニックの土に植え替えたので、ちょっと気合を入れてくれる事に期待です。


お気づきかも知れませんが、自分が育てているのは、野菜とフルーツ。

(ちなみにトマトはフルーツに分類されます)

食べれるものだけを育てているあたり、無欲な植物のように生きれるのは、まだまだ先のようです。