先日行われたNBAドラフト2010。
日本人選手がNBAでプレイする姿をみるのは夢の一つであります。
今回のドラフトを通して、気づいた事と思った事があるので、日本人がNBAにドラフトで指名される可能性について、ちょこっと書いてみようと思います。

John Wall (6'4 195 lbs--193cm 88kg)
予想された通りの一位指名。下の動画は、彼が高校生の時のもの。
彼のムーブには、なんとなくJamarl Crowfordの面影が。


2位指名は、Evan Turner (6'7 210 lbs--201cm 97kg)


3位を飛ばして、4位指名はWesly Johnson (6'7, 205 lbs--203cm 93kg)


そして5位指名はDeMarcus Cousins (6'10 270 lbs--211cm 132kg)


どうして3位を飛ばしたかというと、上の4人には共通項があるからです。
彼らは昨年のカレッジバスケのAll-Americanつまりベスト5に選ばれています(ちなみにTurnerが最優秀選手)。

では、残りのもう1人のAll Americanは?
Scottie Reynolds (G 6'2, 195 lbs--188cm, 88kg)

この選手、なんと1順目どころでなく、2順目になっても、どこからも指名されませんでした。
カレッジのベスト5に選ばれた選手ですら、ドラフトされない、それがNBAという狭き門です。
彼がドラフトされなかった理由には、188cmでSGであったこと(NBAのSGとしては低い)、PGとしての能力に疑問がもたれたこと、突出していない身体能力、そして4年生だったという事が上げられています。
将来性が重要な判断材料であるドラフトにおいて、年齢は大きな意味を持ちます。
(ちなみにドラフト1位と5位の二人は1年生、2位のTurnerは4年生、3位のJohnsonは3年生)

さらに、(Jon Scheyer (G, 198cm) Brien Zoubek (C, 215cm)。昨年のカレッジバスケの王者Dukeからエントリーしたこの二人もまた、どこからも指名されませんでした。Scheyerはシュートの精度も高く、身体能力の部分を除けば完成度の高い選手だと思っていたし、Zoubekは、そのサイズもあって控えのセンターとしての需要は高いと思っていたので意外でした。

アメリカのカレッジでプレイしていなくてもドラフトされる海外の選手達はいますが、それはヨーロッパ等の世界的に認知されているレベルでプレーしている選手達。来年のドラフトのトップ候補にはヨーロッパの若いビッグマンが噂されています。
日本のプロリーグで数字を残してもスカウトの目に留まる可能性は少ないだけに、NBAで日本人がプレーするには、日本以外の海外リーグかNCAAのDivision Iで結果を残すことが重要だと思っています。
とは言え、上に書いたように、NCAAのトップ選手ですら指名されないという厳しい現実。
海外リーグには外国人枠をめぐるアメリカ人をはじめとするプレイヤー達との争い。
日本人がNBAでドラフト指名される日。。。まだまだ長い先の話のようです。


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NBA挑戦という話はよく聞きますが、日本で経験を積んでからと悠長な構えでは絶対に成功しないと思います。
アメリカのカレッジでプレイする事に関しては、コロンビアでプレーしたKJ君やポートランドでプレイした伊藤選手のように、高校からアメリカでプレイすることが重要だと思います。どんどん下から有望なフレッシュマンが入ってくるアメリカのカレッジでは、外国人がゆっくり順応するのを待ってくれるワケがありませんから。
ちなみに、英語でのコミュニケーションに問題がないという前提であれば、能力的に日本人選手がDivision Iでプレイする事は絶対に可能です。どのレベルで、どれだけのプレイタイムがもらえるか、というのはまた別問題ですが。