今日、自分の生徒達の最終成績を大学に提出して、無事にMichigan Stateでの最終セメスターを終えることができました。

自分の取っていたManual MedicineのクラスのFinal(学期末テスト)は、実技、筆記ともに自分の持っているものは出し尽くしました。
結果は採点基準次第ですが、どんな成績が表示されようと気持ちよく受け入れることができそうです。

実技試験に関しては、フィオナに練習台になってもらって何回も説明を口にしながらの予行演習をしたお蔭で、テストの本番で、どんなお題がこようと即座に対応することができました。
立ち位置と手の角度などの細かい指摘をテスト後に受けましたが、よくできていたとコメントを貰う事ができました。

筆記試験は、事前に出題リストが渡されて、そこから数問出すという形でした。
簡単そうに響きますが、よくもまあたった一枚のリストにここまで深い理解を求める問題が書けるな、という内容。
この教授は、教授達の中でも一つ頭が抜けているといわれる、いわゆる天才肌の人なのですが、この一枚の出題リストをみて納得。
答えはテキストにはまったく乗っていません。テキストの内容、習ってきたことを総合的に理解して自分なりの答えを導きだすという形でした。
準備する時間はあったので、自分なりの答えを導き出してテストに臨み、2時間鉛筆を走らせ続けました。
これも、自分の持てるものは出したと思います。

自分の教えていたクラスは、今学期教えてきたことを思い返しながら、生徒達の成長を感じつつ期末テストを採点。
今学期は学生というよりも教師だと思えるくらい、時間と労力を注いできましたが、テスト用紙の空きスペースに嬉しいコメントを書いてくれてた生徒が数人いたりと、伝えたかった事は自分のレベルなりに伝えれたのかな、と思います。

彼らは今一年生で、クラスの約半数はアスレティックトレーニングプログラムに出願予定。
何人が受け入れられるか分かりませんが、自分があと3年以上この大学に在籍する事を考えると、彼らが3年4年になった時に一緒に働くこともあるでしょう。
どのような学生トレーナーに成長していくか、楽しみです。

と、全て完璧だったかのように書いていますが、やはり反省する点、改善できた点はあります。
セメスター中の毎日毎日を凌いでいた時には、あと何回クラスを教えるなどと考える余裕はまったくなかったのですが、11月の終旬、残りのクラスが数回だと気づいた時、つまり終わりがみえて先が見えたときに、集中力の低下を感じました。
スポーツのパフォーマンスでも、「あと何分」「あと何キロ」などという情報はアスリートのパフォーマンスを低下させるといいますが、それに近いものなのでしょうか。
自分の状態に気づいていたので、なんとか踏み留めましたが、まだまだ甘い証拠です。
気づかずに積もっていたと思われるストレスというか疲れも、終盤になって少しだけですが体調に現れたこともありました。
自分の研究が始まってそれに追われることも今後あるでしょうから、これももっと上手に対処できるようにならないといけません。

ボランティアで手伝いというか経験を積ませてもらったフットボールチームも、いらない不祥事でESPNを飾ってしまいましたが、無事にBowl games出場が決定しました。
チームを手伝わなければ時間的にはかなり余裕が生まれたけれど、その価値は十分にあったと思います。
こんどは地域の高校で手伝いをさせてもらおうかな、と画策中です。

学生トレーナーだったころは、当然給料は発生しなかったし、無給で手伝うという事はしょっちゅうでした。むしろ、経験を積ませてもらえる事に喜んでいました。
有資格者になり、キャンプ等のイベントを手伝えばお金をもらえたりするようになりましたが、学生トレーナーだった頃の気持ちを忘れたくないと思います。そういう意味もあって、自分の給料の出所ではありませんがATとして給料ではなく経験を求めて働くというのは自分にとって大切なことだと思います。(家庭の責任もあるので、ほどほどにしないといけませんが)。

自分の中では、今までで一番のチャレンジと位置づけていたこの数ヶ月間。
セメスターが始まる前に、この数ヶ月間が終わった時にはどう感じるのだろう、と思ったものです。
全てが終わった今の感想は、もっと嬉しいさや達成感に浸れるかと思っていた、という感じでしょうか。
ちょっと意外ですが、そういうものなのかも知れません。

この冬休みは、学んだmanual medicineの知識とテクニックを総ざらいして自分のものにすることと、毎日論文に目を通すことに重きをおいて過ごそうと思います。
人の体に自然治癒能力がある以上、それなりのテクニックがあれば効果を出す事はできます。
だけれど、さらにもう一レベル上に行く為には、そのテクニックの裏にある理論、体のシステムを学問として知ることが不可欠。その事を改めて思い知ったセメスターでもありました。
よく分からないけれど、効くからいいんだ、で終わりたくはないのです。
自分の頭がどこまで情報処理に対応してくれるかは分かりませんが、それを求めてこのプログラムに入ったので、その理想を追っていこうと思います。

毎日自分のスケジュールに合わせてご飯を作ってくれて、時には自分の手技の練習台になってくれ、時には教師の先輩としてのアドバイスをくれたり、自分の作ったテストの誤字脱字や文法をチェックしてくれたり、何より毎日の生活に笑顔をくれたフィオナのサポートは計り知れませんでした。感謝感謝。