少し古くなって固くなってしまったフランスパンは、電子レンジで温めても軟らかくなりません。

焦げるだけです。


電子レンジを空けた途端、焦げたパンから立ち込める煙。

この部屋の火災警報器はとても敏感。時間は朝の6時。鳴響いたら近所迷惑もいいところです。

レンジの蓋を閉じて、立ち込めた煙を逃がす為に火災警報器を団扇で扇ぐ扇ぐ。そんな朝の6時。

警報機が反応しないことを確認して、次はレンジのコンセントを抜き、アパートの外まで運んでから蓋を開ける。

レンジの中には、半分黒くなったフランスパン。レンジする前以上に固くなってました。

アパートの外にてレンジの中を団扇でパタパタと扇ぐ、そんな一日のスタートでした。



来週は、Manual Medicineのクラスの実技テスト。

全身のScreeningと、Spine(脊柱)の評価、それにMuscle Energyを使ったトリートメント。

Spineの評価が間違いなく一番の難関です。


四分之三熟卵-spine

脊柱は7つのCervical vertebrae(頚椎)、 12のThoracic vertebrae(胸椎) 5つのLumber vertebrae(腰椎)で構成されています。

それぞれの脊椎には、Transverse Processという突起が左右に(場所によって角度が変わっていきますが)飛び出ています。

このTPを指で感じとることができなければ、何も始まりません。

TPの左右差で、その脊椎がrotate(回転?捻じれ?)しているかを判断します。

TPは皮膚上に突出していないので、直接触る事はできません。

皮膚、皮下脂肪、筋膜、筋肉の上からの触診となり、4つの層を超えて感じなければなりません。

診る相手にもよりますが(当然、痩せている人のTPは感じやすいし、その逆もしかり)。正直難しいです。

超一流のセラピストは本の下に置かれたコインの種類を、その本の上から触っただけで分かるそうです。

どんだけ敏感な指なんだか。

ギター弾いて指の皮が厚くなったら不利になるんでしょうか。


TPの触診は、Normal、Flexion(屈曲)、Extension(伸展)の3ポジションで行い、TPの左右差から脊柱のアライメントをチェックしていきます。どの脊椎がどこでどっち方向に回転しているか、です。

脊柱を評価する時は、Functional groupと呼ばれる、二つの脊椎で構成されたユニットで診ていきます。

例えば、L4がL5上で左に回転していたとします(L5が正常という前提で、L4の左のTPが右に比べて突出している)。

次にL3を診た時に、L3の左のTPも右に比べて突出していたとしても、これは左に回転しているとは考えません。

L3とL4だけで診た時には、これは正常です。

L5上でL4が左に回転で、L4上でL3が右に回転という状況はmajor dysfunctioinと呼ばれ、要するに捻じれすぎ、という事になります。

こうしてERS right(Extended, Rotated and Sidebended to right) at T4 on T5という形でPositional Diagnosisをし、そこからFRS left (Flexion, Rotation and Sidebending to left)というmotion restriction(動作制限)を考え、同時にこれが治療の目的になります。

動作制限のポジションにもって行き、Muscle Energyをつかってその制限のバリアを解除していく。

これが大まかな流れです。


他にも、Spineの動きには3つのタイプがあって、

Neutral (Type 1)

-w/ AP curve is in easy normal, sidebending to one side is accompanied by rotation to the opposite side

ニュートラルな姿勢で脊柱を横に曲げていくと、脊椎の逆方向への回転が伴う


Non-neutral (Type 2)

-w/ AP curve is fully flexed or extended, sidebending to one side is accompanied by rotation to teh same side

脊柱を屈曲または伸展させた状態で脊柱を曲げていくと、脊椎の同方向への回転が伴う


3rd law

When motion is introduced into a spinal segment in one direction, motion in all other directions is reduced

一つの動作が入ると、その他の動作は制限されていく


となっています。

脊柱の分節(?)によって、常にType 1の動きだけだったり、Type 2の動きだけだったり、両方だったりします。

C0-1 always Type 1

C1-2 rotation only

C2-7 alwas Type 2

C7-L5 Type 1 and 2


こんな事も、少しも知りませんでしたね。


テストは月曜日。

週末をこのテストの為に使えるように、来週の自分が教えるクラスの準備やResearch Assistantの仕事、他のクラスの宿題は片付けておきました。

今週末はフットボールチームも遠征で留守だし、なんとかなるでしょう。


コンセプトもスキルもしっかりと自分のものにすれば、次のレベルに歩みを進められそうな気がします。


最後に。

このクラスを教えてくれている教授がよくいいます。

"They can do becasue they don't understand"

理解してないから、できている。という皮肉です。

トレーニングに関しても、こういうトリートメントのテクニックに関してもそうですが、真似事をするのはそれほど難しくありません。

ですが、その裏にある理論をどれだけ理解できているか、というのは話が全く別。

理論を理解できていなければ、予想外の状況に出くわしたときに応用は利きません。