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【英語学習者全員の方へ】


イギリスに住んでいる頃は、相手が言ってる事がわからないと自分の英語力が無いからだと思っていましたが、日本に居て日本語聞いてても理解できないsituationは多々あります。

 美容院や歯医者で20歳前半だと思われるスタッフさんに質問しても的を射た答えが得られない。言葉はキャッチできてるんですが、相手の回答が意味を持たないんですよね。でも経験から“あ~質問が上手く伝わらなかったんだな”とわかり気にもとめません。これがイギリスだったら、結構凹むだろうな。
日本語でも相手の声が小さかったり、滑舌が悪いと絶対聞き取れない。日本語だったら自分のせいだと思わないのに英語だとそう思うことが悲しい。

 「英検1級リスニング問題150」という本を誕生日にもらいました。そこにはリスニング学習法---1級レベルのリスニング力を獲得するために---という記述がありました。主旨は、私達は日頃アナウンサーのように正確にはっきりと発音しているわけではないし、日常生活には様々な雑音が溢れており聞き手の耳に届くまで音の一部が消えてしまうことが多いのにほぼ完璧に理解できるのは、聞き手が聞こえない部分を頭の中で補っているから。それができるのは文法力・語彙力を中心とした総合的な日本語力が備わっているからだろう。前後関係から消えている箇所を判断できるからだ、です。

 私はこれを経験則、経験値と呼びたいです。英語で聞こえてない箇所を補うだけの経験を積むのは大変ですよね。英語圏に住まなきゃ、という現地神話ができる所以ですね。でも現地にただ住んでるだけでは、思った程の経験値は積めないんですけどね。