【英語ペラペラになるには英語圏に行かなきゃと思っている英語学習者の方へ】

 英語圏で生活しないと英語が話せるようにならないかと問われたらNoです。だって、私は海外居住経験がなく日本での英語学習のみでプロとして英会話やTOEICの講師をしてお金をもらっていたんですもの。

 今、イギリスに留学中。5ヶ月目に入りました。日々、イギリスでどういう英語を学んでいるのかと自己分析したところ、やはり日常表現ですね。独特の言い回しや発音に慣れていってると思います。

 それと英語発想。物主動詞や使役動詞、仮定法。native speakerが多用しているので、理屈で考えるプロセスを経ず、脳が慣れていっている気がします。方程式に当てはめず、英作文できてきました。

 例えば、日本語では「髪の毛を切る」と言ったところで自分で切るのかどうかは明確ではありません。英語では、自分で切るのか、他人に切ってもらうのかを使役動詞を使って明確にしなければなりません。よって英語を話す時“韻量咾麓分で切らない→∋般鯑飴譴鮖箸錣覆ゃ→I'm going to a hair dresser to have my hair cutというプロセスを経なければなりませんでした。

 しかし、英語圏に住み、生きた英語のシャワーを浴び続けているので、、□にならずにいきなりの英文が口から出るという具合です。無意識ですが、△禄淑承知しているのでしょうね。

  日本に居た時は、瞬間的ではあるものの、□になっていたように思います。日本国内の大人の学習者にも英語と日本語の発想は違うので、、□と英語発想に切り替えないといけないと理屈で教えます。余談ですが、日本人講師に教わるメリットの一つとして日本語を用い日本語と英語の違いに基づいて英文法を理屈で説明してもらえる事にあると思います。

 話をもとに戻し英語圏で英語を学ぶメリットについて考えてみましょう。英語のシャワーを浴び続けることにより経験値が一気に上がり、何だかわからないけど使えるようになっていた、という状態になりつつあるような気がします。つまり日本語発想英語から自然に英語発想英語に脳が切り替わっていっているような気がします。少しずつより自然な英語に近づいているような。。
 
 ただし、大人になってから理屈で考える、□のプロセスを経ずに自然に英語発想になるには、その文法の意味や役割をわかっていることが前提のような気がします。理屈ではなく経験だけで理解するようになるには、道程が気が遠くなる程長い、もしかしたら一生かかっても辿りつけないかも。。

 やはり結局は勉強が必要になってくるわけですね。勉強により文法事項を理屈で頭にインプットして基礎を作ったら、次に英語のシャワーを浴び続け、自分のものにして定着を図る。スポーツと一緒ですね。