春日若宮おん祭 その2 | 京都を遊びつくすブログ

京都を遊びつくすブログ

京都を遊びつくすブログです。



真っ暗闇の道中、おばさまグループを見つけた私は、

少しの希望を見出しました!

「怖いので一緒に行ってもいいですか?」

と言ったら笑顔で迎え入れてくれました!

色々お話しながら歩くと、着きました、春日大社。

鳥居周辺には、タクシーがたくさん止まっていました。

みなさん、駅からここまでタクシーとな。なーる。

鳥居をくぐるとそこは街頭も無く、

みなさん懐中電灯を取り出し始めました。

ああ、準備が足りない私ったら!

おばさま方の明かりを辿り、私も奥へ進みました。

これから遷幸の儀が始まります。

本殿に近づくと、既に観光客の列が作られていました。

厳かな雰囲気の中、

遷幸の儀が始まるのを待ちます。

すると、「ヲーヲーヲー」という、低い声が遠くから

響いてきました。そして、笛の音・・・

その声が近づいてくると、松明を持つ者が二人、

参道を通り過ぎました。

その後に大勢の神職の方々が、若宮の神霊をお遷し申し上げます。

それに続き、楽人(楽器を演奏する人)が

慶雲楽を奏でてお供をします。

真っ暗な参道の元、厳かであり、おどろおどろしくもあり、

また、幻想的でもありました。




遷幸の儀のあと、午前1時頃からお旅所で、暁祭も

行われました。

これは主に、若宮に朝の食事が供えられる儀式です。

真夜中、仮住まいの祠に神職の方々が、

色んな供物を捧げたあと、

巫女さんによる神楽が舞われました。

なお、遷幸の儀と暁祭は、

写真撮影は禁じられていますので、

写真はありません。