イタリア旅行中、ある企業からWi-Fiルーターを借りていました。しかし、そのルーターがまともに繋がったのは1日だけであり、サポートセンターに問い合わせても納得のいかない説明と不親切な対応ばかりが耳に残りました。その企業のホームページには「海外での思い出をみんなと共有できる!」と書いてありましたが、皮肉なことに、その商品によって共有できた思い出は「商品のサービスを受けられない。サポートに繋がらない」といった悲しい思いだけでした。もちろん、思いを共有できたのは旅行先の私たち5人だけです。
しかし、本当に悪いのはクレーム対応を行うサポートセンターの人だけではないのだと思います。そういった商品を貸し出し、無理なサービスシステムを構築し、人員削減でセンターに人を置かない企業がいけないのです。元々無理なシステムに対して、クレーム処理を行わなければならないセンターの人も可哀想なものです。もちろん、その企業の人間として、お粗末なサービス提供を黙認しているセンターの人にも過失がないと言っているわけではありません。しかし、そのクレームの受け口を偏に担っていることに対してはやはり同情する部分もあります。
私は昔、携帯電話の販売代理店でバイトをしていました。そのバイトを辞めた原因には、ある携帯の存在があります。その携帯は職場の人間から「初期不良型携帯」と言われており、その名の通り、2日もすれば壊れてしまうことが頻繁にあったのです。
私はその携帯を売るのが嫌でした。何故壊れる可能性が高いとわかっているのに、その商品をお客さまに提供しなければならないのでしょうか。しかし、当たり前のことながら、売らなければ在庫を捌くことができません。上司には騙してでも売れと叱られ、しかし私は売りたいと思うことができず、結局反抗心を持ったまま退職することになりました。後日聞いたことですが、私が退職した二ヶ月後にその販売代理店の親企業は倒産したとのことでした。また、その「初期不良型携帯」を作っていたメーカーも今では7000億円を超える赤字を数期続けて出しており、その原因の一つに携帯電話の販売不振が挙げられているそうです。
この経験をしてから私は、自分が作るものに対して高い信頼性を重視するようになりました。誰が売ってもお客さまを騙すことなく、本心で売りたいと思える良い商品を作りたいと思ったのです。終わりよければ全て良し、という言葉がありますが、始まりが悪ければそのつけを喰らうのはもちろん後の人たちです。創る、作る、売るというサイクルを始めから正していきたいという思いを持って選んできた進路、志崩さず、今後に繋げていきたいと再確認できた出来事でした。
しかし、本当に悪いのはクレーム対応を行うサポートセンターの人だけではないのだと思います。そういった商品を貸し出し、無理なサービスシステムを構築し、人員削減でセンターに人を置かない企業がいけないのです。元々無理なシステムに対して、クレーム処理を行わなければならないセンターの人も可哀想なものです。もちろん、その企業の人間として、お粗末なサービス提供を黙認しているセンターの人にも過失がないと言っているわけではありません。しかし、そのクレームの受け口を偏に担っていることに対してはやはり同情する部分もあります。
私は昔、携帯電話の販売代理店でバイトをしていました。そのバイトを辞めた原因には、ある携帯の存在があります。その携帯は職場の人間から「初期不良型携帯」と言われており、その名の通り、2日もすれば壊れてしまうことが頻繁にあったのです。
私はその携帯を売るのが嫌でした。何故壊れる可能性が高いとわかっているのに、その商品をお客さまに提供しなければならないのでしょうか。しかし、当たり前のことながら、売らなければ在庫を捌くことができません。上司には騙してでも売れと叱られ、しかし私は売りたいと思うことができず、結局反抗心を持ったまま退職することになりました。後日聞いたことですが、私が退職した二ヶ月後にその販売代理店の親企業は倒産したとのことでした。また、その「初期不良型携帯」を作っていたメーカーも今では7000億円を超える赤字を数期続けて出しており、その原因の一つに携帯電話の販売不振が挙げられているそうです。
この経験をしてから私は、自分が作るものに対して高い信頼性を重視するようになりました。誰が売ってもお客さまを騙すことなく、本心で売りたいと思える良い商品を作りたいと思ったのです。終わりよければ全て良し、という言葉がありますが、始まりが悪ければそのつけを喰らうのはもちろん後の人たちです。創る、作る、売るというサイクルを始めから正していきたいという思いを持って選んできた進路、志崩さず、今後に繋げていきたいと再確認できた出来事でした。