先日、イギリスはエコ・ウィークでした。こんな広告をよく見ました。


BRITISH NORI WAYS

Team Green Britain という、エコ活動促進の組織のよう。



りなっぷの学校でも一日<エコの日>を設け、その日はエコについてお勉強してきた模様。


この日は私服デー。エコの日だから”緑”がテーマカラー。

みんな緑の服で元気に登校。普通、緑の服なんてそれほどメジャーじゃないのに・・と思いきや、みんな持ってるんですね、かわいい緑のワンピースやカーディガンや長ティーなんかを。りなっぷも、鳥さんとリンゴのイラスト入りの緑のTシャツ着て無事登校。

「でも、わざわざ新しく買わないでね(エコの意味ないから!)」と、学校からのお便り。




BRITISH NORI WAYS BRITISH NORI WAYS


この日学校では、電気、ガス、水道、紙の使用を最小限にし、特別なアクティビティーでエコについて学んだみたい。給食も、ガスをあまり使わない特別メニューにし(きっとサンドイッチか何か)、外で食べたとか。


そのほか、空ペットボトルやレモン・オレンジの皮を各自持参したり、要らなくなったおもちゃや本なんかを持ち寄り他の子のものと交換したり、父兄からも、庭の植物を鉢に入れて販売したり、、なかなか興味深い一日だったよう。


りなっぷの学校では、エコ委員会なる組織があって、父兄も児童も日ごろからエコ活動に携わる機会が多いように思います。

小さいうちから、よい事だと思います^^。

そのおかげか、りなっぷもエコについて日常考えるようになりました。

要らないコピー用紙の裏紙をメモ用紙にしていると「それすごくエコ!」と褒めてくれたり^^;、お菓子を2個買ってあげようとしたら、「1個でいい、セービング・マネーだから、、」と言ったり(これってエコというより節約?!)、あきぼっちが水出しっぱなしで歯磨きしてると注意したり、、なかなか地球にやさしい子どもになりつつあります。

なにしろsaving(セービング)が彼女のマイブーム^^;。


クラスの話し合いで、「みんなもできるエコ」というテーマの中、ある女の子が「友達とトイレに行くとき、1人目の子は水を流さないで2人まとめて流す!」と言ったそうです。(うん!たしかに!)

でも彼女ったら、何人で行こうが毎回流さないそう。

思わずりなっぷ、「におうし、なんだか気持ち悪いし、、それってほんとにエコなの??」と疑問視。

”エコ”と”マナー”、その境界線はなかなか難しいところにありそうです。(笑)


勝手な私のイメージですが、アメリカが大量消費の国だとすると、イギリスはその対極。無駄を省いて生きてきた(生粋の)イギリス人にとって、エコな生活はもともと得意なのでは、と思います。

無駄がないことは、一見とても素敵に思えるし憧れるのですが、一度でも(物に)豊かな暮らしを経験してしまうとそれを排除するのってホント難しいですね。(現に私は今、最新家電に飢えています・・)


がしかし!ある新聞に、「イギリスはエコ後進国」という記事がありました。

記事では、イギリス人の典型的な気質が、「理論的な政策や科学に対してとても懐疑的」で、「他のヨーロッパに比べ、(エコに対する)意識レベルがかなり低い」と指摘。


地球温暖化における、人間の様々な行動との関連性やその危機感も、他のヨーロッパ諸国に比べ意識はとても低いという調査結果も出ているし、更にその調査では9割の人が「経済的な支援があれば改善されるだろう」と回答。

要は、他人事!? 自分の生活とは直接関係のないこと(動物の保護など)には積極的に活動するくせに、いざ自分の生活が不便になることに対しては”反対”か”無視”というような傾向がかなり強いよう。


 NIMBY(ニンビー) ・・・・・・ 「Not In My Back Yard」  直訳:うちの裏庭には勘弁!


(たとえば、巨大マンションや、核施設など、その必要性は認めるけど、自分の身近なところに出来るのは大反対!なこと。)


 ↑

これ、ものすごくうまく表現した言葉だと思います。。


そのくせ、「これイイ!」って思ったら、よく考えずに突っ走ることも結構多く、1つの動物を保護しすぎた結果、生態系をくずしてかえって他の動物にダメージあたえてたり。。。ガイジンさんって思いこむとまっしぐら~なところありますね・・。

イギリスって、緑がいっぱいで田舎ライフな感じもとっても素敵~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

と、思っている人も多いと思いますが(私も時々憧れる)、でも案外”イメージ違い”なこと、結構多いです・・・。

フーリガンも怖いしね。(関係ないけど)


長くなりましたが・・なにはともあれ、面倒くさがらずにゴミの分別、せっせとがんばります!

できるところから少しずつ、、。