20年ほど昔、柴原珈琲店様には、
毎週お店に伺っては、美味しい珈琲と名曲の数々で癒されてておりました。
根岸駅から徒歩8分ほどの場所にある、私にとっての心のオアシスです。
柴原様のブログ、リンクさせて頂きました。
20年前私はロシアの作曲家プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』にぞっこん惚れ込んでいて
毎日のようにボリショイバレエ団のビデオを視ては大感動。
ビデオテープが擦り切れるほど視ていました。
そのような話を珈琲をいただきながら話すと柴原様は数あるCDの中から
ワレリー・ゲルギエフ指揮のロミオとジュリエットのCDを聴かせて下さいました。
芳しい珈琲の香りとプロコフィエフ。うっとりする時間をいつも提供してくれる場所でした。
「こんな世界、人形で表現したい!」このような美しい世界が表現できればいいのに!
そんな思いを抱いて帰途についたものでした。
ロシアの作曲家の世界観はいつでも私をワクワクさせてくれます。
チャイコフスキーの世界や、ムソルグスキーの『モスクワ河の夜明け』、
聴いていると、モスクワの冬の張りつめたような空気を思い出させてくれます。
珈琲の香りとチャイコフスキー、合うなあ。
そんなことを思いながら、いつも美味しい珈琲を頂いていた日々を懐かしく思い出しました。
先日実に久しぶりにお店に伺うことができ、
20年前と変わらない心地よさと、そして芳醇な香りの珈琲をいただきました。
その後、お店の一角に人形を展示して頂けることになり、
現在人形とブローチを展示させていただいております。
『ゆうべの夢の行方』
獏の背に乗った子供は、大人が見ている悪夢を獏に食べさせるためにやって来ます。
悪夢が大人たちを怯えさせ、その恐れがこの世界を救いがたいものにしてしまっていることを
知っているからです。
そんな悪夢を退治し、この世界に愛とやすらぎをもたらすために彼らはやって来るのです。