ポイズン展 | 松田珠江 tama工房通信

松田珠江 tama工房通信

人形作家松田珠江の作品展示を告知します。

『ポイズン展』

2020年10月28日(水)~11月16日(月)

AM10:00~PM6:00 火曜日定休

 

 

 

 

代官山アートラッシュ様にて『ポイズン展』に参加させて頂きます。

 

ここ数年『ポイズン展』には何度か楽しく参加させていただいております。

今年はハリキリました。そんなわけで数点の作品を制作することができました。

 

2016年に参加させて頂いた『ポイズン展』のDMを発見。

この時のテーマは「Similia similibus curentor.」似たものが似たものを癒す。

そして今回もやはり、SIimilia similibus curentor.

 

この言葉は,今や私の中のKey wordです。

 

赤い頭巾の女の子は深い森の中から大切なキノコを持ち帰りました。

キノコの毒は人を病気にもするけれども、実は癒すものでもあることを

彼女は知っています。彼女は森の小さな賢者です

 

金魚草の涙

 

『金魚草の涙

 

古代、キンギョソウには花が枯れたあとの莢が

髑髏の形であったことから霊的な力があると

され、呪いや魔術などの災厄から守るものと

考えられていた。

食用においては若さと美しさを取り戻す薬効

があるという伝説もあった。』

 

作品が小さくて細部まで上手く撮影ができませんでしたが、髑髏の莢を持った不思議な

植物を銀で制作しました。庭先に咲いているイメージです。

箱の大きさは8㎝ほど・・・・

 

 

マンドラゴラの夢

 

『マンドラゴラの夢

 

マンドラゴラの根は二股に分かれ、人間の姿

に見える奇妙な形をしている。

人間はマンドラゴラであったという説がある。

19世紀フランスでは薔薇十字団の指導者や

魔術師が「人間は奇怪なマンドラゴラの形で

地上に生まれ、根源的なものにより生を受け

た。」と語っていた。

このマンドラゴラは毒草としてよりも薬草

として知られており不眠症の薬や吐剤、痛み

止め、催淫飲料として使用された。

現代ではヒヨスミンとスコポラミンという

猛毒物質が含まれていることが知られている。』

 

マンドラゴラはナス科植物に属し、ナス科の植物のメンバーはTropane alkaloidという科学物質

を含むものが多く、この物質はアセチルコリンを阻害し、中枢神経に影響を与えるそうです。

中世の手術では、このマンドラゴラの根を麻酔薬として使用していたという話もあります。

日本では華岡青洲が麻酔薬として、やはりナス科植物のチョウセンアサガオやキンポウゲ科の

トリカブトなどを使用して日本初の麻酔を使用した乳癌手術を行っていますね。

 

16世紀の偉大な科学者パラケルススも述べてているように

「毒物が毒になるか否かは容量で決まる」

ということなんでしょうね。

 

現代の科学でいろいろわかって来たことはあるにせよ、しかし私としては

人間の形をした奇妙で不思議な植物には、古の人々が言い伝えた寓話のほうが

妙にしっくりきたりもしており、モチーフとしてはとても魅力的です。

 

 

 

 

Captive Ototo-doregon

捕えられた音音竜

 

ototo-doragonの赤ちゃんがうっかり捕えられてしまったようです。

しかし彼らは時空を超えた存在なので、いつの間にか瓶の中からその姿は忽然と消えている

かもしれません。