〝救いの手〟を差し出されたみたいに〝自然〟に感謝したくなる!
(なんて当たり前の事が・・・稀な体験になってしまったンだろう!) 世の中クーラーに頼りすぎ!
と、ボクは思う。
(ダンスは楽しく踊ったモン勝ち!)
今夜はすこし余裕があるから意識をまとめておこう! (と思えるのも・・・ほんンと、風のおかげだ!)
まず、『イーヴィ』について書いておきたい気持ちがあるが、上手く書く術がまだボクには揃ってない。
夏が終わるころまでに気持ちだけでも〝残して〟おこう! (あとで修正をくわえればイイ)
『夏の家電会議!』 たぶん雨が夜の空気をひんやりさせたタイミングで、書こう! 氷を作れなくなった夏バテ気味の〝冷蔵庫〟にボクが文句を言ったばかりに、その会議ははじまる!
「だったらオレに扇風機を向けてくれ!」と冷蔵庫がボクに反抗する。「この部屋はクソ暑い! 氷なんてとても作れるたモンじゃねェ~!」
と〝へなちょこ〟になってしまった冷蔵庫はボクを責める。
「オマエがオレの中に頭突っ込んだり、エアコンの代わりになるかとドアを開放したまま寝たり・・・あ~腹立つ!」
そんなことを耳にしながら・・・・(アイスコーヒーが飲めないのは辛いナ)とか、ボクがべつの手段を考えていると、扇風機を横取りされるのを恐れた別の〝声〟が割りこんでくる。
「扇風機がないとオレはフリーズするぞ!」とパソコン、「ヤらしいサイト観れなくてもいいのか?」
・・・・(ア~・・それは困る!)
成り行きで扇風機がその会話に入ってくるわけだけど、「スマン、ワシも混ぜてくれンかのォ?」
と、炊飯器がどこからか現れる。
(ボクは愕然とする!)
・・・・炊飯器には・・・・本当にすまない事をした! (反省してるので・・もう〝勘弁〟してほしい!)
「コイツはワシに〝鉋〟を放り込んだんじゃ!」
「ン?」 (ボクを取巻く〝家電〟衆が〝どういうこと?〟と言葉をのんだ・・・その音が、ボクには聞こえた!)
「イヤ、ちょっと待って!」と慌てて遮るボク、「ナンで〝鉋〟が炊飯器の中にあったか、ボクにもさっぱり・・・なっ」
「吼えたよ、ゴボゴボっと!」と炊飯器、涙を浮かべて「そしてボディのプラスチックが燃えてドロドロに溶けてナ・・・〝自身〟を炊き上げてしまったンじゃ!」
さっきまでやかましかった家電衆は沈黙していた。そして、ボクを最低なヤツとでも言うように見つめた。
・・・・。
その視線にボクは内心、自分の〝言い分〟を挟んでいた。(でも内釜は平気だったし!) と言うべきか、いや、言わないほうがいいかな?
すると、
「・・・どうして〝鉋〟を炊飯器に入れたの?」 と扇風機がボクに訊いた。 「大工道具でしょ?」その爽やかな口調が、彼だけはボクを責めてないような気がした。
ボクにもそこがよく分からない。そう言って「たぶん・・・あれからよ~く考えてみたんだけど・・・」 と現役の家電をまえに、ボクは憶測を話しはじめる。
(つづく!)
つづかないかも?
(いろんな〝家電〟にお世話になりました!)
・・・・魚市場で、冷凍マグロを滑らせて受け渡す方法がある! (コメディアンの〝持ちネタ〟にたしかあったと思う)
ボクらは夏になるとそれを〝サマー・カーリング〟として遊んだ。
ラジオ体操が終わるころ、目の前で沖から戻ってくる魚船が陸揚げされる。ボクらはそれを手伝いながらウミガメの解体を見たり、並べられた奇妙な魚の色彩に興奮する。
そして、ガランと魚市場が空になり水道水で(あるいは海水で)魚のウロコや血が洗い流され、喧騒が消滅し生臭い独特の臭いが残るなか、ボクらはゲームをはじめる。
(〝サマー・カーリング〟について日本で語れるのはボクらだけ!)
魚市場がカラになると、ボクらは大型魚の冷凍保存用の冷凍倉庫から自分の〝ストーン〟を出す。ストーンと言っても石じゃない。赤ん坊のミルク缶サイズの空き缶に棒を突き立ててじっくり凍らせた〝お手製〟のモノだ。
(とりあえずここまで!)
この時期、不発弾が海底でみつかるときがある。夏休みで海水浴に来ていた都会の少年たちがそれを陸に運ぶ。そのへんの野良猫のボスくらいの大きさの砲弾だ。長年の海底生活で茶色く錆びたボディはあちこち穴があいている。複雑な潮溜まりのひろがる海岸は一般海水浴客が来ることはほとんど無い。だから不発弾もこれまで見つからなかった。
少年たちは中学から高校生くらい。ボクらよりずっと逞しく、危険な遊びに惹かれる時期でもある。
夏の太陽が鉄から水分を弾き出し、乾燥させ、ジリジリと焼いていった。
ボクらが気づいたのは〝白煙〟がモウモウと空へ上りだしてから。まるで白い〝竜〟が空へ昇るようにボクらには見えた。都会から来ていた少年たちは慌てて姿を消した。
そして、一緒に遊んでいたボクと仲間は入れ替わるように近づいていった。
・・・・。
きのこ雲を初めてみた。仲間は爆音とともに身を伏せた。潮溜まりに飛び込んで目を丸くしてるのもいた。逃げようとした体勢のままストップした者もいた。ボクだ。
「だいじょうふか?」 「鼓膜は破れてないか?」 「さっき石が吹き飛ぶのをみたぞ!」
ボクらに怪我はなかった。村人がざわざわと集まりだしたのでボクらは逃げた。
〝きのこ雲〟はゆっくりと風に押し流されて形を崩していくが、しばらくは村のどこからでも見えた。
そして、夏休みが終わると、ボクの耳は周波数の高い〝音〟が聞こえづらくなっていることがわかった。
(つづく・つづかないかも?)
・・・・ホント、風があると意識が暴発しないので長時間まともでいられる!
・・・・・。
(イーヴィの話をするまえに、すこし整理しよう!)
またあとで! (一旦ここまで!)
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