デジタルカメラを
(欲しいな、貰えないかな。誰か目の前で置き忘れて行かないかな!)
とか運の良いこと考えながら、
秋までには(潔く)買おう!
……と決意。
デジタル一眼カメラ(NEX-7)が欲しい!
カメラ女子に会った。
水平線のどこか遠くから飛んできて、僕の手前の波打ち際に着地した。砂浜と海水のせめぎ合う波は穏やかで、鳥の疲れた細い脚を冷やし揉みほぐしている。
「オマエ…〝カモメ〟だろ?」
とボク、一歩近づいて「アホウドリじゃないよな! アレはもっとデカイもんな!」とさらに近づく。
(……)と、カモメ。ちゃぽちゃぽと波打ち際を平行に移動して人間との距離を保つ。
「なにもしないから…良いヤツだからボク、ホントに!」
(……)とカモメ、さらにチョコチョコと距離をとる。
約30分ほど同じことの繰り返しで、ぜんぜん距離が縮まらない!
(オマエが〝飛んで〟逃げればこっちだって諦めがつくんだ!)
とボクは〝ケリ〟がつくまで〝ジリジリ〟と接近をはかる。
……とカモメ、また飛ばない。浅瀬を数歩だけ移動して、安全な位置で立ち止まる。
「飛んでくれよカモメ」とボク、
〝諦め〟たい気持ちと頑固な性分がせめぎ合う。
かと言って、小石を投げ追い立てたり脅したり〝愛〟のない行為はしない。
あくまでも〝ともだち〟になるための接近なのだから(……いい加減疲れたけど!)
ちょこっと見て見ぬ振りでカモメの警戒を解こう! と考えて他所を見るボクの目に、
(おや…写真撮っている!)
カメラ女子がボクの背後でしっかりしゃがんで写真を撮っている。
……どうしよう? 知らん振りするか、あいさつするか…諦めたふりで歩き出すか…このままカモメと根競べをするか…どうしよう?
(とにかく自然な反応して!)
そして、カモメを見るボク。
う~ん、どこかぎこちないボクをカモメが見ている。
なんか恥ずかしい!