最近は特に感じるのですが、
街を歩く女性の痩せ方がかなり気になります。
僕がデカイからという理由ではなく、
大丈夫かなぁと思ってしまうぐらいの方が増えているような気が…
相談者にも結構
『摂食障害』
の子がいますから、
一目見てそういう痩せ方かどうかわかります。
大丈夫かなぁ…
本当に心配になります。
皆さんはいかがですか?
万が一食べ過ぎ、
もしくは食べた時に吐き気を感じるようになったら、
1も2もなく診察してもらってくださいね。
よくこう言われます。
『自分の体は自分が一番よく知ってる』
本当にそうですか?
自分の体の事を自分がよく知っているなら、
なぜピンクリボン運動などの乳がん検診は呼びかけられているんでしょう。
そもそも摂食障害というのは、
体の病気ではなく、
心の病気ですので、
自分でよくわかるのは体の事です。
自分の心の動きがわかるなら、
人は悩んだりしません。
つまり、
あれ?と思った時、
いや、自覚的に過食、もしくは拒食の行為に入りそうな時、
心療内科受診やカウンセリングなど、
怖がらないで受けてください。
ある子はこう言います。
『最初はダイエットやった…
で、痩せてきたら、
彼氏にキレイになったとか言われるようになって、
彼氏の好きなタレントがエビちゃんだし、
太っちゃいけないと思うようになった。
それで拒食に入っていって、
彼氏とケンカしたりすると過食期に入ってしまい、
太ったり痩せたりを繰り返してるんです』
摂食障害には2つの分類があり、
拒食症と過食症は、
まず拒食から入るケースが多い。
最近では、
食べ物を噛むだけ噛んで、
ビニール袋に吐き出すというのを繰り返す、
『チューイング』
という症状も見つかってきました。
これは過食症の一種です。
しかも摂食障害のほとんどが女性です。
男性にもいますが、
あまり見かけません。
そしてこれは
『依存症』
の一つです。
依存症は
『気合い』
『根性』
で治る病気じゃない。
しっかり治療をしないといけない病気です。
タバコをやめれないのが、
本人の根性が足りないからなのか、
気合いが足りないからなのか、
約束を守れない怠惰な人間だからか、
というと、
実はそうじゃないんですね。
タバコはニコチン中毒であり、
吸う行為そのものに対する依存症です。
最近では、
禁煙に保険がきくようになったり、
企業でも『禁煙手当て』が出るほどの認識になってきました。
お酒や、
ドラッグや、
パチンコや、
セックスなどの依存症がありますが、
本人も
『良くない』
とわかっていますがやめれない。
これが依存症なんです。
摂食障害も同じです。
食べてももどしてしまう。
食べた後に喉に指を突っ込み、
吐いてしまう。
これがやめられない依存症という病気。
僕は子ども達の相談に乗る中で、
会って話をするときは、
絶対に腕と手を見ます。
リストカットの跡はないか。
そして手に『吐きダコ』はないか。
これを確認するためです。
拒食症の人は、
自分で喉に指を突っ込んで吐く人も多いので、
手に歯が当たってしまい、
そこが固くなり、
タコになってしまいます。
僕に相談するより、
まずは治療だと言える根拠になります。
摂食障害については、
様々な原因が報告されていますが、
総合的に判断しますと、
やはり
『対人関係』
におけるストレスや摩擦など、
そういうものを抱えている人が、
先ほどの例にもあった子のような理由がキッカケで、
発症するケースが多いようです。
確かにモデルさんのように、
細くてキレイになりたいのはわかりますし、
それ自体は否定できるものではないです。
しかしながら、
何か心に影を落とすできごとや、
悩みに苛まれている方は、
ダイエットより前に、
まずはカウンセリングを受けてみませんか?
日本はカウンセリングへの理解が低く、
カウンセリング=精神病というイメージがあります。
そして精神病患者に対する偏見は、
昨今の猟奇的な犯罪によってよく出てくる
『精神鑑定』
によるものが大きいと思います。
しかしながら、
忘れてはいけません。
誰でもずっと悩んでおればうつ状態になるし、
誰でも虐待などを受けておれば、
精神を病みます。
それだけじゃなく、
仕事のストレスなども原因となり、
誰でもなりえるものです。
風邪をひくぐらいの確率で、
うつ病の発症が増えています。
うつ病自体は治ります。
しかし、
精神病への偏見が、
病院への受診を拒み、
病状をさらに悪化させ、
取り返しのつかない事になるケースがどれほど多いか。
僕も相談をしていて、
特に感じています。
まず通院させる事の困難。
これは精神病への偏見、
差別が生み出した弊害です。
人を差別する心は、
いつの間にか自分も不幸にしている、
まさに典型と言えるでしょう。
誰でもかかるものであり、
治療は可能です。
とにかくゆっくりする、
風邪をひいた時と同じように、
薬を飲んでゆっくりする。
こんなに簡単な治療法なのに、
病院に行かないで事態が悪化する。
よくあるケースです。
だからこれをお読みの皆さん、
少し悩みでボーっとしたり、
眠れなくなった時は、
すぐに診察を受けましょう。
そして、
自分の体は自分がよく知っているという誤解をやめ、
しっかり医者の言う通りの処方を守り、
ゆっくりしましょう。
精神的に健康な皆さんも同じです。
僕も同じです。
急いだところで地球は早く回らない。
焦ったところで事態はうまくいかない。
だったらゆっくりするのも、
良い結果を出すための最良の手段です。
頑張らず、
ゆっくりしましょう。