今日は、
毎週木曜日夜7時からやってます、
音楽学習会
『オト♪スタ』
の日でした。
路上に座り込む子ども達と、
勉強だけじゃなく、
色んな表現ができるようにと始めた活動です。
勉強の学習会は、
毎週火曜日の夜7時からですが、
それだけで繋がれるわけでもなく、
もう一つ子ども達と深く繋がれる活動をと、
オト♪スタを企画しました。
偶然にも、
学習会のスタッフが、
全員楽器ができて、
バンド経験もある事が、
この活動へ向かわせる大きな要因でした。
最初は
『絶対無理だから!』
と言っていました。
そこで、
ウチのスタッフの一人が、
東京にミュージシャン目指して上京する事もあり、
彼のお別れライブを企画しました。
僕は中学の頃に、
ベースをやってました。
スタッフのタクはドラム、
ダイチはギター、
カヨン君もギター、
アイカはキーボードという感じで、
それぞれが見事にやってた楽器が違い、
バンドを組む事になりました。
久しぶりの演奏。
そして久しぶりに客前で姿をさらす事に、
異様な緊張をしましたが、
集まってくれた120人ものお客さんに、
少しでも気持ちが届けばと、
僕らは必死に練習に打ち込みました。
ふと、タクが言います。
『ところでボーカルは誰にする?』
言い終わる頃、
全員がこちらを見ていました…
マズい…
この空気は…
『栄チャンやりぃや』
この世で1番嫌いなバナナを食わされるぐらい、
歌うのが嫌な僕でしたが、
ライブの企画を立てた手前、
断りきれずに歌う羽目に…
スーパーバタードッグの
『さよならCOLOR』
忌野キヨシロウ師匠の
『雨上がりの夜空に』
THE BOOMの
『星のラブレター』
THE BLUE HEARTSの
『青空』
などという、
一貫性のない選曲で、
しかも僕のダサダサボーカルで、
ライブが進みました。
次第に恥ずかしさが消えていき、
心の中にある全ての気持ちを歌に込めて、
精一杯歌いました。
すると、
思わぬ大盛り上がりで、
拍手喝采を受け、
送り出す目的も忘れ、
感動してしまいました。
翌日、
イケイケのヤンキーのミツオが、
『なぁ、栄チャン、
俺にベース教えてくれよ』
と、頬を赤らめて言ってきました。
オト♪スタはこうやってスタートしました。
子ども達に何かをやらせたいなら、
まず大人がやって見せる。
これがウチのスタンスです。
あれから3年。
今では、
ゴリゴリのヤンキー達が、
真面目に音楽に取り組み、
嬉しそうにバイトして買ったギターを、
毎日のように手入れしては練習してます。
ある親御さんが言ってました。
『ウチのは、
ホント手がつけれないほどの悪でした。
でもね、
ここ3年、
暴力沙汰はありませんし、
静かに生活しています。
部屋で何してるのか覗いた時、
ウチのがギターを磨いてたんです。
しかもホントに嬉しそうな顔で。
恥ずかしながら、
アイツのあんな顔、
初めて見ました』
ある日、
お父さんに、
『なぁ、親父、
ギターとかできねぇの?
わかんねぇんだ。
教えてくれよ』
と話し掛けてきたそうです。
お父さんは昔ギターをやってたそうで、
今では家で一緒に練習したりしてるそうです。
中学一年の子ども達が、
毎年恥ずかしそうに連絡をくれます。
『あの…
僕にもギター教えてください!』
まだまだ成熟していない、
小さくもステキな音楽家達が、
今年もクリスマスライブに向けて、
必死に練習しています。
さぁ、僕は何を演奏しようか。
親御さんからは、
BOФWYやB'z、
というような無茶な要求がありますが、
できるわけねぇじゃん…
実は超絶にベースが上手いスタッフが入り、
僕の居場所がないので、
ギター部に入り、
子ども達に負けまいと必死に練習してるんですが、
2年弱練習してきても、
一向に上手くなりません…
皆さん、
子どもに楽器教えるなら、
小さいうちにやった方が良いですよ…