横浜から帰り、
初日から学習会でした(^O^)


路上に座り込んでる中高生集めて、
0点を10点に上げるための学習会。


相変わらず子ども達は、
四苦八苦しながらも、
勉強してました(^-^)


学校に行けば、
茶髪金髪ピアスにタトゥーなど、
校則違反のオンパレードですが、
その連中が机に向かって、
カリカリと勉強している姿を見るのは、
僕の生き甲斐と言えます。


今日はわざわざ、
茨城県の某国立大学の大学院生のクボさんが、
夏休みの空いてる日を利用し、
学習会のお手伝いに来てくれました。


何というか、
国立大学の院生が、
足し算引き算を教えている姿は、
なかなか見物ではありました。


教えられてるアツシも、
キレイなお姉さんに付きっきりで教えてもらい、
デレデレしまくりでした。


アツシとは、
小学生の頃から知り合っており、
その頃、彼の体に付いた傷を見て、
児童相談所に入ってもらった初めてのケースでした。


今も緊張したり、
プレッシャーや、
暴力的な言動を見聞きすると、
過呼吸になり、
心臓に痛みを感じます。


そんな彼が、
ウチの学習会で、
クボさんのように、
時々手伝いに来てくれる方々に触れ、
少しずつ心を癒されていく様を見てきました。


父親もやっとアルコール依存から抜け、
今はアツシと一緒に暮らせるようになりました。


前に、
キャバクラで働くミサが、
学習会の手伝いに来てくれた時も、
やはりアツシはデレデレしてましたが…


こうして、
大人にも暴力的言動ではない方法で、
しっかり向き合ってくれる、
そんな人がたくさんいるんだと理解した彼は、
傷を癒されていくんですね。




前に、
飛田新地で働くキヨが言いました。


『私みたいな商売女が、
 手伝えるようなとこじゃない。
 迷惑かけらんないよ』


わかってないなぁ。


人は、
生きてるだけですごい教材です。


『こうなるなよ』というような、
反面教師的な意味じゃなく、
色んな人がいて、
色んな個性がある。
どんな商売をしていたとしても、
個性という最高の価値に、
泥がつくわけじゃない。


つまり、
風俗で働いているから、
その人の価値が下がるわけない。

下げて考えているような連中は、
人のホントの素晴らしさを知らない。

そして何より、
働いている本人が、
自分の価値を低く見ている傾向が強い。


もったいないと思うわけですよ。


あなたには、
あなたという個性があり、
あなたにしかない『心』がある。


その個性と心が、
人としての素敵な価値であり、
心に傷のある子ども達にとって、
人とつながる事ほど、
多くを学べる、
もしくは『様々を感じる』機会はないんです。


キヨは、
何度か来てくれるようになりました。


ただ子ども達と話すだけでも良い。
僕たちは勉強させるのが課題じゃなく、
いかに多くを感じれるか、
そこに特化した学習会をしているわけです。
キヨはとても重要な存在です。



話は脱線しますが、
よく風俗店に来て、

『親が泣くぞ』

なんて説教くれるジジィがいるらしいですね。


人の価値がわかっていない、
自分の中の価値観だけで、
風俗で働く女の子を低く見ている証拠です。


『なんだかんだで店に来てんじゃん!!』

と女の子達に思われてるし、

『やる事やっときながら、
 偉そうに説教くれてんじゃねぇよ!』

と思われている事に気付かない。


うぅ~ん…
情けないぜ、
ジジィ…


クボさんのような高学歴な人もいれば、
キヨのように人情味の高い人もいる。


全ての人に価値がある。


その人にしかない心がある。


それがつながりあい、
人間性を高めていく。




ある大学の教授が見学に来た時、
たまたまキヨと、
キヨの友達2人が来てくれていました。


全員風俗で働いています。


学習会が終わり、
お話を聞きたいと言った教授に連れられ、
居酒屋に行きました。


キヨ達の服装について、
教育者としてのモラルに反するのでは?
と指摘してきたのでした。


『君達は素晴らしい活動をしている。
 しかし、
 世間にそれをアピールできないのは、
 あぁいった女の子達が、
 せっかくの活動の品位を落としている』


とヌカしやがりました。


『帰り際、
 先生覚えてます?
 キヨ達に子ども達が、
 また来てくれんの?って聞いてましたよね。
 先生は誰かからそんな事言われましたか?』


偉そうにアドバイスするつもりだった教授は、
不快感丸出しの顔で言いました。


『そ、それはアレだろ。
 オッサンより若い姉ちゃんの方が、
 子どもらにはウケが良いだけだろ』


かわいそうになりました。


『先生、
 子ども達は、
 アンタに教わる事はないって言ってんすよ。
 キヨ達に学ぶ事が多いってね。
 アンタから出てる、
 権威のオーラが、
 子ども達にはつまらんモンにしか映らんのです。
 アンタ、
 ウチじゃ使えねぇよ』


人の価値は、
その人が抱えている仕事の量や、
仕事の質や重要性で決まるものじゃない。


どう生きてるか、
どう感じているか、
どうしていくか、
そこに価値がある。


子ども達はとても敏感です。

そして、
個性と心を持つ子ども達と、
個性と心を持つ大人達が出会い、
お互いを認めていく過程、
それを


『学ぶ』


と呼ぶのを忘れてはいけない。