祖母が語ってくれた狐の話 | 古希ライダーV3

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子供の頃ってもう60年近く昔の話だからな~ それでも記憶に残っているのは「海底二万マイル」「遠野物語」「今昔物語」とかだ

特に 世にも不思議な物語的な作品が好きだった と言うのも

私が幼少の頃夜寝る時に 祖母が狐に化かされた話を良く聞かせてくれていたからだと思う

聞くうちにとても怖くて 祖母にしがみついて寝ていた記憶がある

 

有る山村での出来事である 稲刈りの季節も終わり ひと段落付いてお爺さんとお婆さんは湯治に行く事にした 途中まで歩いた所でお婆さんが忘れ物を思い出し 家に引き返す 中々戻ってこないお婆さんを心配し お爺さんも引き返すが お婆さんの姿は見えない 翌朝近所の人が総出で 小さな鐘を打ち鳴らしながら「♪だーしゃれ みしゃれ~」と 歌いながら山の中を探すが お婆さんはため池に頭を突っ込み・・・ とこんな感じの物語だったかな? コレと似たような話が数種類あったと思う

 

生家の前は山陽本線が通っていて 線路わきには窓から投げ捨てるのかな?弁当のかすなどが時々散乱していた

まぁ~弁当だけじゃ~無く 当時の列車のトイレは垂れ流しだった はずである

その弁当の残りを狙って 山からキツネが降りて来る 私も数回見た事がある

また 近所の神主さんは「戦前は 早朝太鼓を叩く為に神社に行くと 白いキツネが境内に座っている」とか言っていた

近所の山腹にあるその神社には 怖くて一人ではいけなかった

 

孫は「トイレの花子さん」が怖いと言っていたが 私は6年生になるくらい迄 キツネが怖かった

 

 

 

 
60年程前の生家周辺 後ろの山はキツネ三昧だ