2023/1/19(木)
※ 鴨川五条付近のユリカモメ(5倍ズーム) 撮影は昨日(1/18)
昨日(1/18)は鴨川沿いを、五条⇒四条⇒三条⇒二条まで行き、ランチを二条通川端東の「肉洋食オオタケ」でいただき、十分栄養補給した。
でも、よく考えると外食ではどうも「魚」をいただくことが少ない。
だから今朝はホテルのレストランの朝食をいただいた。
ここの朝食はバイキングではないが、必ず焼き魚(鮭)が付いているから。
そして、カレーライスは余分で食べられるのです。
そんなことで、朝からお腹いっぱい!
天気も良かったので、大和大路を下がって(京都では上がるは「北」へ、下がるは「南」へ)方広寺、豊国(とよくに)神社、京都国立博物館へ行った。
方広寺、豊国神社の大和大路側に見られる巨大な石(大きいのは3mは越えている)を積んだ石垣は、方広寺に今は残っていない往時の大仏殿と大仏(「京の大仏」といわれていた)の規模を想起させてくれる。
大仏殿と大仏は無くなっているが、二つの事で有名な「梵鐘」は現存している。
一つは、日本三大梵鐘の一つであること。(他は知恩院と東大寺)
そして二つ目は、大坂冬の陣の原因の一つとなった鐘銘の中の「国家安康」「君臣豊楽」の銘が豊臣家を滅亡させる重大事件(方広寺鐘銘事件)へ発展していったという梵鐘である。
豊国神社はその名の通り太閤豊臣秀吉公を祀る神社。
だから徳川幕府の時代には取り壊され、今の社殿は明治13年(1880)に建立されたもの。
だが唐門だけは伏見城の遺構である。
※ 唐門
そして、七条通へ出て、京都国立博物館へ。
ここで、嬉しいことがあった。
観覧料700円を支払おうとした際、受付の女性から
「70歳になられてませんか?」
と言われ
「81歳です」
と応じると
「お若く見えます」
とお世辞が返ってきた。
そして
「無料です」
の一言にはもっと嬉しかった。
それはさておき、非常に面白く、興味深く、知識を広められた。(いつまで覚えてられるかが問題ではあるが・・・)
もちろん館内撮影禁止なので、文章表現だけになります。
特に気に入った展示物をテーマ別に挙げます。
テーマ「日本と東洋のやきもの」の中に、重要文化財(重文)の青磁水注(中国・北宋時代の十世紀)がほぼ完全な形で展示されていた。
そしてその発掘された場所がなんと宇治市木幡とは!
それは藤原道長が造った「浄妙寺」(現存してない)跡地の発掘調査で出てきたもので、墳墓の副葬品、とその説明文にあった。
これも地元の誇りになる。
テーマ「弘法大師空海の絵伝 生誕1250年を記念して」では
高祖大師秘密縁起 十巻 往忠筆(安楽寿院所蔵)
これは、10巻とも展示され、その解説を分かりやすく添えられていた。
描かれている絵がわかりやすくて見事なもので思わずほくそ笑むシーンもあった。
鳥獣戯画のように日本人にはアニメを描く有能なDNAが古から流れていたのだと感心した。
テーマ「京都の仏像と神像」の展示室に入った途端、本当に神々しさを感じた。
展示されている1体1体に合掌・拝礼をしながら拝ませていただいた。
奈良時代から鎌倉時代にかけての、京都の仏像と神像の名品である。
中でも、重文・宝誌和尚立像(京都・西往寺所蔵)には驚きも加わった。
テーマ「京を描く 洛中洛外図屏風」
これも有名な狩野永徳の洛外名所遊楽図屏風など数点が展示されていたが、中でも、17世紀の洛中洛外図屏風には名所の名前が書かれており、なるほど成る程と悦に入って見ほれていた。
その他にも、化粧道具、刀、きもの、墨蹟などのテーマ展示室があった。
そんなことで、2時間がアッという間に過ぎた。!
近いので(無料なので)何度でもここへ行って楽しめる。
館内は撮影禁止だったが外はもちろん撮影 OK!
立派な貫禄ある本館(竣工1895年、重文)とその周囲を撮ってきた。
庭園の紅梅も国立級?に綺麗に咲き始めていた
明日が、皆さまにとって素晴らしい日でありますように!
感謝! 感謝!