2019/2/12

歌に生きる

 

10日の宇治市民混声合唱団第35回定期演奏会のアンコール曲は「Greetings」(清水雅彦作詞、千原英喜作曲)であった。

 

Greetingは“感謝の意味を込めた”或は“歓迎の意味を込めた”“挨拶”なので、まさにアンコールに最適な曲。

 

その歌詞の前半は

 

歌に生まれ 歌に育まれている

歌を愛し 歌に慰められている

歌を歌い 歌に憧れている

歌の世界 今日も歌っている

 

この歌詞の1行目を自分に置き換えてみると、

私が生まれたのは太平洋戦争直前の1941年3月

恐らく世の中には軍歌しか流れていなかったのだろう。

 

母は普通以下の家庭の主婦であり文化レベルも高いとは思われないので、胎教としてモーツアルトを聴くことはなかったと思う。

そして、記憶に残っている歌としては

「異国の丘」、「軍艦マーチ」、「同期の桜」など軍歌と「誰か故郷を想わざる」、「勘太郎月夜唄」、「湖畔の宿」など流行歌・歌謡曲。

不思議なもので、これらの曲は今でもメロディーはすっと出てくる。

その後、美空ひばりや春日八郎を聴きながら、育まれてきた。

 

でも、姉が買ってきたドリス・デイの「センチメンタルジャーニー」(SPレコード)を10歳の頃に聴いたのが、カルチャーショックであったように思う。(この後は長くなるので、また次の機会にするとして・・・)

 

 

次の写真は、上段が、家の中を探して出てきたLPの中から当時良く聴いていた3枚のジャケット。

中段は、現在持っている約200枚のCDの内、男性歌手の中からの厳選したもの。

下段は、1994年ドジャースタジアムでワールドカップ決勝の前夜祭として行われた3大テナーのコンサート。

この3大テナーのCDでは特にパバロッティの「だれも寝てはならぬ」で得た感動で何度も勇気をもらった。

CDもLPもやはり8割方は歌であった。

 

 

 

 

Greetings の歌詞の2行目から4行目までは、まさにその通り。

歌を愛し 歌に慰められている

歌を歌い 歌に憧れている

歌の世界 今日も歌っている

と言うか、歌だけでなく、音楽・Musicがあって好かった!!

それも軍歌でなくて良かった!!

 

そしてお腹の中にいた頃にモーツアルトは聴かなかったと思うが長生きのできる丈夫な体質に生んでくれた母に感謝!

まだもう少し音楽と共に元気に楽しく生かせてもらいたいと思っている。